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おひとり様の白鳥
近くを流れる元浦川に冬が終わって、春が来ても、夏になっても浦河を離れない白鳥が1羽いる。
浦河に住んでもう3年半が経つが、最初にその存在を知ったとき、びっくりした。大きさや水面に浮く姿からいって、絶対に白鳥なのだけど、この時期(6月くらいだったと思う)、ここにいていいの? と大いに興味をそそられ、住まいらしい空間に近づいて、確認したほど(まるでストーカーだな)。確かに白鳥だし、どこかにケガして動けないとかではない。ということは、ここで生きて行くのだと、どこかで自ら覚悟をきめたのだろうか?
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カモメが群れを成し、ばちゃばちゃと水浴びする横に、1羽でいたりして、それはそれは優雅に見え、どこか潔い、りんとした姿に思えて、下の写真の橋を渡るときは、いつもこの白鳥がいないか、探してしまう。
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冬になれば、この辺にはたくさんの白鳥が渡ってくる。固体を特定できるわけではないから、そういう群れに交じっているのかどうか、わからない。人間なら一人暮らしを選択する人もいれば、必ずしも選択しておひとり様になっているわけではない一人暮らしもいる。でもこの白鳥はおそらく前者、選択して一羽でいるのだと思う。どんなきっかけで、こうして一羽でいるのだろう? 気になる。聞いてみたい。ドリトル先生のように白鳥から直接話が聞けたらなぁといつも思う。
おまけ
浦河は今日も穏やか。涼しいです。日中、風がなくなって、陽ざしが強いと暑いと思うが、気温はさほど高くはない。朝晩は20℃前後だ。「今日も熱中症に注意」という全国放送のニュースが外国のニュースのように感じられる。
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