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馬の目の充血

馬の目って瞳が大きくて、白目の部分はあまり見えないのだけれど、昨日、愛馬の目が真っ赤に充血していることに気づいた。うまく写真に写せなかったが、上の写真でわかるだろうか。目やにもでていて、あきらかにおかしい。が、目が腫れている様子はなかったので、予定していた通り、軽い運動をし、その後、お世話をしてくれているMさんに伝えたところ、Mさんも朝、充血に気づいたそうで、点眼薬をさしておくよ、と言ってくれた。おそらく虫が目にぶつかってきたのだろうとのことだ。(北海道に来てびっくりしたが、車を運転していて、フロントガラスにぶつかる虫の多い事。走っている車に体当たりしてくる。あんな勢いでぶつかってこられたら、避けられない。)

いよいよ乗馬大会

今週末に町民乗馬大会を控え、本来なら、毎日コース練習に明け暮れる(といっても、1日に一鞍、30-40分の騎乗しかしないが)ところだが、なかなかどうして、それができないでいる。

まず、障害飛越は一人では練習しにくい。障害を落とした時、どうするかが問題なのだ。もう一人誰かがいれば、箱番をしてくれる(落としたバーを即座にかけなおしてくれる)が、一人だと、一度馬から降りて、バーをかけ直さなければならない。一人だから、馬の手綱をもって、どこかへ走っていかないようにしつつやるわけで、結構難儀。しかもまた馬の背に乗るという作業もある。せっかく馬も人もコースを回る気になって、体もウォームアップできているのに、この中断はつらい。流れが悪くなる。しかも何度もこれを繰り返すと、馬はバーを落とすと少し休めると考えて、賢い馬だとわざと落とすようになることもあるそうで、私は一人で乗るときは障害は飛ばないと決めている。一人の時の落馬も危険だろう。そうそうあるわけではないが、つねに落馬というリスクは考慮しておかなければならない。

大会が近づき、当日のコースも練習できるようにセットされていて、飛びたいのはやまやまだけど、いつも指導をしてくれる方がしばらく不在だったので、この1週間は障害の練習はしていない。

たかが充血?

その指導者が浦河に戻ってきたので、昨日から愛馬の目が充血している旨を伝え、様子を伝えるために写真も送った。目は腫れてないし、昨日も軽く乗って問題はなかったし、とりあえず、今朝まず様子を見てから、また連絡します、と連絡すると、すぐに返信が返ってきて、今日はやめておきましょう、とのアドバイスだった。

実際に様子を見に行くと、愛馬は充血はだいぶ色が薄くなって良くなったように見える。乗っても大丈夫そうかなと思ったが、先のアドバイスにはこう添えてあった。「運動して血流が良くなり、痛みが増すと馬がかわいそうだから。」

今朝の愛馬の様子。目がしょぼしょぼして、元気がなさそうに見える。が、この後、草をむしゃむしゃ食べて、元気はありそうだった。

どこかで単に充血しているだけだから、乗っても良いだろうと思っていた自分が恥ずかしくなった。痛いと言えない馬に代わって、色々と考えてみているつもりで、全然考えていなかった。そうだよなぁ。もっと長い目で考えないと。愛馬が大会にでたいと言っているわけではないんだし。大会が近い、大会に間に合わせて練習したいと思うのは、私だけの問題だ。

乗馬を諦め、たてがみを櫛でとかして手入れをしていたら(実はこういう時間が幸せ)、心配したのか、指導者の方が様子を見に来てくれた。そこまでひどくはないと思ったようだったが、充血しているということは、角膜に傷がついているのだろうし、目は厄介で無理して失明するなんてこともあるからと、やっぱり今日は休ませましょうときっぱり宣言。私も今日乗ることよりも、さらにいえば、大会に出ることよりも、愛馬が健やかで長生きしてくれることを優先したい。

これが地元開催の町民乗馬大会の良さだなぁ。遠征して大会に出場となれば、馬運車の手配しちゃったからって思って、何とかならないものを何とかしようと画策したかもしれない。ホテルのキャンセル料とかが頭をよぎって判断を迷ったかもしれない。でも地元開催なら、大会までに元気になれば、お互い練習不足でも一緒に頑張ればよいし、出られなくても来年の夏にもまた大会はあるし、愛馬の調子を最優先にできる。まっ、願わくば、日曜日までに治ってくれるといいなぁ。


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