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新婚旅行の行き先は?

よく行くお店の店員さん(男性)が同棲→入籍→結婚(この順番、今どきの流行り?? 周りに何人かこの順番の人がいる)。お店に行くたびに話を聞いていたので、先日、ランチに行った時、他のお客さんが帰ったのをいいことに、幸せオーラをおすそ分けしてもらおうと、色々と質問してみた。

式は挙げないの? と聞くと、お嫁さんの方がしたくないそうで、ウェディングドレスとか着たくないの? 写真だけでも撮らないの? 立て続けに聞いても、その度に予想外の答えが返って来た。私なんて、参列者としてドレスを着られるだけで嬉しいし、どんなドレスにしようか何着も何着も試着するのも楽しいけれどなぁ。

新婚旅行は? と聞くと、計画中だそうだ。お店をそんなに長くは休めないし、繁忙期は避けないとならないとのこと。コロナの影響ももうないだろうし、外国でもどこでも行かれるね。どこへ行きたいの? 候補地とかあるの?? となんとなくハワイとか沖縄とか、浦河は寒いから暖かい島を想像していたのだが、最初に聞こえた単語に耳を疑った。えっ、どこ?

新大久保

お嫁さんが行きたいのは東京の新大久保。ディズニーランドでもなく、銀座や渋谷や原宿でもなく、新大久保! 新大久保で色々食べて買い物がしたいんですって!

実は大久保(総武線の駅で、新大久保の目と鼻の先)に住んでいたことがある。当時新大久保は夜は何となく怖いところだった。山手線の駅の中でも、ダントツで地味というか、ダークというか。新宿歌舞伎町の裏に当たり、夜の商売の人が周りにたくさん住んでいた。夜中に頻繁に救急車が通っていたし、街灯が暗かった。駅まで歩くと日本語が聞こえず、外国語ばかりのときもあった。

新大久保が変身を遂げたのにはいくつかきっかけがあって、順番は覚えていないが、東京グローブ座でジャニーズの子が主演するような舞台がかかるようになり、駅の利用客、改札で待ち合わせする人が変わった。新宿区には韓国人の駐在員とかが多く、新大久保のメイン通りに面して、韓国の食材を扱うスーパーやレストラン、美容室(看板が韓国語)が立ち並び、そこそこ賑わうようになった。そこへ韓流ドラマのブームで、韓国人俳優が来日したりすると寄るというレストランがあったし、韓国人俳優の写真を売るお店もあった(確か冬のソナタのヨン様ブームの際には観光バスで新大久保におばさまの団体が来ていた)。また日韓サッカーW杯の時は、大きなスーパーの駐車場でパブリックビューイングで韓国戦を映し出していた。以上が私の知っている新大久保で、今の新大久保の下地になっているのではないかと思う。

そして今、新大久保は原宿と見間違えるほどの人出だ(上の写真、新大久保です)。K-POPの影響もあるのだろうし、韓国ドラマもそうだろう。多くの主に女性が韓国の化粧品(コスメって言わないといけないのかしら?)を買い、韓国の食材を買い、韓国の食べ物を、かつての原宿のクレープみたいになにやら皆立って食べている。いくつかのお店には人が並んで何かを買い求めていた。ランチの時間ともなると、どこのレストランも賑わっていて、チーズタッカルビを囲むグループもいれば、何か1つに集中しているのではなく、皆、今日の気分で食事を選んでいる感じ。それとインスタ映えするからというのもあるらしい。韓国の料理は小さなお皿に何種類もの箸休めみたいな小鉢?前菜?が付いてくるしね。

熊本から一気に浦河に帰れなかったので、東京に泊まったついでにちょっと新大久保まで行ってみちゃったんです。もうLittle Korea。横浜に中華街があるなら、東京は韓国街だわね。

すっかり浦河の住人となり、東京でおのぼりさんよろしく、新大久保観光をするとは思ってもみなかった。午前のほんの短い時間だったけど、ついでにコスメもよくわからないけど、買ってみました。韓国人のお肌、綺麗だものね。(新大久保には洋服のお店とかは見かけなかったと思う)

左に見える高架が山手線の線路。右の道はかつてはなかった。整備されて近年できた。
正面左に人が並んでいるのは10円パン
たくさんの人が並んでた10円パン
写真が下手すぎるが、平日午前でもこの人
かつてこの道を自転車で走っていた。その頃あったペットショップ(主に観賞用の魚を売っている)が今もあってびっくり

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