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馬上の星

今日も安定のマイナス二桁で朝を迎えた浦河。朝、乗馬に向かうとき、木々がまるで花が咲いたようにきれいだった。

久々の読書

昨年は2月から12月までほとんどの土日を使って仕事をしていたので、本を読む時間が取れなかった。久々に図書館に行き、馬という字に引かれて手に取った本が、下の『馬上の星』。表紙も素敵。

中国の馬援という人の話だ。なかなか見どころのある、というか、他になかなかいない感じのユニークな発想の人だったようだ。馬を見る目もすごかったようで、馬の良し悪しがわかることで、今風に言うならビジネスを大成功させた。その人となりが分かるような部分は引き込まれて読むのだが、中国の歴史に疎い私にとっては、試練だった。

まず漢字が読めない。登場人物が多く、人名の漢字が覚えきれないほど、出て来る。もちろん、最初に出てくるときにフリガナがふってあるのだが、全く覚えられず、最初はページを戻ってフリガナを探しては、再度読み進めていたのだが、漢字から全くイメージがわかないので、すぐ忘れてしまう。

また時代背景も知らないので、脳内劇場に場面を描けない。さらに、地名がたくさん出て来る。巻頭の地図を見れば良いのだが、あちこち移動するので、最初は混乱し、後にはもうどうでもよくなってしまった。(←地理も苦手)

きっと歴史的な資料が少なくて、著者は資料にない事はあまり肉付けとかせずに書いているのだと思うのだが、なんだか昔の地図とか(私には読めない)史料を並べて順番に見せられているようだった。私はやっぱり歴史は苦手なんだなと改めて思った。歴史小説なら司馬遼太郎のようなストーリーがあるのがいいなぁ。

もっと馬が出てくる話なのかと想像したのだが、期待は外れてしまった。馬が話の中心の小説ってなかなかないものだなぁ。


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