2020/07/26

連休中、外出は積極的に諦め室内の断捨離に励んでいた。かつて学生だった頃に好きだったことや勉強していたこと、今はもう全て終わってしまったことたち。それらに関するものが部屋のそこかしこに存在している。購入した瞬間の気持ちのときめきや思い出、もう手を付けなくなってしまったことの寂しさや罪悪感、当時お金がないながらも手にしたという達成感。様々な気持ちに伴い、捨ててしまうことはその気持ちさえもという恐怖を感じ、必要ないとわかっていながら持て余し続けていた。が、メルカリのおかげで誰かのもとで物としての本来の役目を果たしていると思うと心は晴れて、断捨離が進む。そして、気持ちのこもったものがなくなるにつれ、こころの中にポッカリ穴が開いたようになっていく。こもっていた感情は良いものばかりというわけではなかった。今はポッカリと開いてしまった心のスペースも、新たな美しいもので満ちる時が来るのだろうか。

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