2020/11/28 徒労
昼下がり、急にキッチンの換気扇から唸り声のような音がなり始める。そのうち止まると思って無視を決め込んでいたが、いよいようるさいのとご近所迷惑なのとを考えて管理会社に電話する。すると、若い男性が感じよく対応してくれた。彼によれば、キッチンの換気扇の異音は油汚れの可能性が非常に高く、もしそうだった場合は管理会社から人を送ると出張費として請求が発生するので確認してみて欲しい、ということだった。カバーとフィルターはこまめにかえているので油汚れではない気がするが、最低でも5年近くは換気扇の中を掃除していないため埃が溜まっている可能性が高い。
というわけで、換気扇をバラすための工具を調達しに近所のなんでも100円のお店へ行き、道すがら食料の調達もした。今日から冷えるという天気予報通り、日が落ちた外は風が冷たい。なんでも100円のお店では、どこに何があるのか分からなかったのでそばにいた店員に色々尋ねる。大学生くらいの娘さんで親切に対応してくれた。彼女の手荒れが辛そうだったので、コレクチム軟膏をおすすめしたくなったが、どう考えてもおかしな人になってしまうので心の中にしまいこむ。話は逸れるが、ここ三日ほどコレクチム軟膏を塗布しておりすこぶる肌の調子がいい。すでにこれがなくては生きていけないレベルの存在になっている。もし願えばなんでも一つ与えられるとして、地位や名誉よりも、痒みや炎症を消滅させる薬を選択するアトピー患者は多いと思う。閑話休題。
工具を調達し、いざ掃除開始。閉めたり開けたりを繰り返し、最後の最後でナットのサイズが絶妙に合わず、中のファンを取り出すことができない。こんなことがあっていいのだろうか。徒労感。悲しみ。仕方ないのでできる限り中を綺麗にして元に戻す。電源をつけると若干音が小さくなったようなので、やはり埃が原因だったようだ。掃除はひとまず終わりにし、料理をする。昨日、冷や汗をかきつついただいたハンバーグをどうにかしなければならない。焼けばそれでいいのだが、せっかくなのでデミグラスソースの煮込みハンバーグに挑戦。デミグラスソースは難しくはないが、手前のかかるものと学習。次回はおそらく缶のものを使うだろう。味は作ったばかりのせいか、こくが足りず非常にあっさりとしている。バターも少なかったかもしれない。ところが、先に火を通しておいたハンバーグを入れると肉汁のおかげで最終的に大化けし、嬉しい夕食となった。白米といきたいところだが炊くのが面倒なので、ここでもオートミールに。一瞬で準備できるのがオートミールのいいところなのだ。このまま年末まで白米を炊かないような気がするような、しないような。
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