TL読書録 2024年1月

先日の投稿の通り、TL小説ばっかり読んでいる。もちろん毎日だよ。

せっかくだし、印象に残った作品の感想を残してみることに決めた。5年後ぐらいに読み返したらきっと面白いと思う。

さて、本当は題字を手書きで作りたいのだが、全く着手できていない。子が寝たあとなんて絶好のチャンスなのに‥‥‥‥なぜか?TL小説を読んでしまうからである!

それでは2024年1月の3冊

ハワード夫婦の蜜月事情~きまじめ夫は年下妻の誘惑に我慢の限界です!~ (夢中文庫プランセ)

イラストが大好きな天路ゆうつづ先生!ということで手にとった1冊。

一生懸命だけど思い切りも破天荒さもあるヒロインのシルフィが、真面目一辺倒でともすればつまらない男な夫クリス様を振り回すコメディ。些細な勘違いから始まる緊縛プレイ。その真面目さゆえ縛りの特訓をしたり麻縄を丁寧に処理したりと健気なクリス様にくすりとする‥いや、シルフィに対する愛を感じる。このヒーローとヒロインだからこうなれるんだ‥という謎の納得感と2時間くらいで読める軽さが◎。とにかく明るくて元気の出る作品

イジワル医師は我慢しない 期間限定の蜜甘生活 (蜜愛セレナーデ文庫)

TL小説(ライトノベル系全般?)における概要がわかるタイトルって助かるけど、たまにおや?となることもある。本作がそう。イジワル医師がヒーローか!と読み進めるも‥‥‥はたと気づく。イジワルな要素、なくない!?むしろ超親切だよこの人‥‥イジワルよりもぶっきらぼうとか不器用とかのがいい気がするな。語感の問題かしら?

話は戻って、本作のヒロインにはモデルの姉がいて、かつ自分の容姿には過去の出来事のせいで自信がない。それもあって無造作ファッションに逃げていると自覚がある。

そんなヒロイン彩花がヒーローの都賀先生とのあれそれで一歩踏み出したりすれ違ったりして、もだもだするお約束展開ではあるけれど、彩花の心持ちの変化に私は感情移入せずにはいられませんでした‥TL小説らしい性格の良いヒロインでなんか安心して読めるのも◎

淫獣愛: 私の心を奪った男 (オパール文庫 ブラックオパール)

TL初心者なので知らなかったんだけど、オパール文庫のブラックオパールっていうのはダークエロな系統なんですね。つまり私向けである。

佐木ささめ先生の作品はどれも大好きなんだけど、本作はほんとに私の好みにドンピシャで、すでに3回くらい読んでしまった。

ヒロインの紫月は珍しく(?)軽度のアトピー設定なのだが、そういう肌に少しコンプレックスがある人(つまり私とか)には刺さるかもしれない。もしかしたら著者御本人もそうなのかな?先生、私はヒーロー崇人の言葉に少し救われました!

読書していると、思わぬところで自分を癒やしてくれるセンテンスと出会うことがあって、それってサプライズの贈り物みたいだね。

閑話休題

作品の初期の方は、とうとう犯罪者がヒーローなのか!?と別のハラハラ感があったけど、そんなことはなく最後まで楽しめました。言葉を尽くして愛を伝えるというのは、もちろん素敵。だけど、行動で特大の愛を示すのはさらにさらに素敵!!そう感じる人に是非読んでほしい作品。

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