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「ママ、だいじょうぶやで」と息子に励まされた復職初日。

息子はだいぶ安定して学校に行けるようになってきました。

そして私は、一旦退職をして離れていた職場に、今週からまた復帰することになりました。

もう絶対に行く気がないと思っていた学童に、また「いこうかな~」と息子が言いだして、それならばと様子を見ていたのですが、本当にだんだんと学童の話をするようになってきて「また学童いくわ」と言ってくれるようになり、それならまた働けるかもしれないと考え始めました。

私の週1日のお休みと夫の仕事がない日などはそのまま自宅に帰ってくるようにして、学童に行った後も近所の友達とも遊べるということも分かり、思っていたよりもするりと学童に復帰することができました。

その間、本当にいろいろと考えて、悩んで、夫ともいろんな話をして、たどり着いたのは、やっぱり私は、あの職場に戻りたいし、またあの職場の人たちと一緒に働きたいという気持ちでした。

母として、子育てと仕事のバランスは本当に難しいし、ずっとずっと葛藤をし続けてきましたが、その思いを叶えるべく、息子にも夫にも職場にも協力をしてもらおうと決めました。

まずは職場に。
息子は相変わらず朝は付き添いで行っているので、学校に送っていく時間と、通勤にも1時間かかるので、今まで9時から16時までの勤務だったのを、10時から16時までに変えてもらえるよう相談することにしました。

夫には、土日が仕事の分、平日が休みの日が多々あるので、息子をそのまま家に帰らせて一緒に放課後を過ごしてくれるようにお願いしました。

できれば私も細々とでもキャリアをつないでいきたいし、一緒に協力してお互いのキャリアと子育てを両立できたらいいねという結論に行き着いて。
とりあえず先はどうなるかは分からないけど、その生活に挑戦してみようということになりました。

そして、先月末に上司に連絡をして、今の状況を伝えました。
上司と以前話していたのは6月からまた働けたらということだったので、(6月の1週目からと話は進んでいくのかなぁ、でもあと1週間は様子をみたいなぁ)と内心思いながら、上司が電話に出てくれるのを待ちました。

第一声、「お子さん、どうですか?」とすごく落ち着いた声で上司は言ってくださり、ホッとしました。

「だいぶ安定していけるようになってきました。それで、また職場に戻れたらなと思うのですが。ただ、勤務時間を変えていただきたいなと思ってまして…」

と上記の旨を伝えると、

「それはよかったです。ひとまずお子さんが元気にすごせているようでよかったですね。仕事のことも、私たちはいつでも来てもらえたら嬉しいなと思っていたのでよかったです。勤務時間についてもそれで大丈夫ですよ!
でも、あと1週間は子どもさんの様子みてから最終考えましょうか。

と言っていただきました。何も言っていないのに、あと少し様子をみたいという思いまで汲んでくださって、ほんとうにありがたいなと思いました。

そして、今週月曜日から復職が決まり、その前日の日曜日に、
「ママ、明日からまたお仕事いくね。」と息子に伝えて
「あぁ、でも久しぶりやし緊張するわ~」と何気なく言うと、

「ママ、だいじょうぶやで。〇〇くんも学校行くの緊張してたけど、今はお友達もいっぱいできたし」とさらっと泣けることを言ってくれて。
私のほうが励まされました。

「ありがとう!!〇〇くんも学校よくがんばってるもんね。ママもまた、お仕事がんばるね」と息子に伝えました。

私自身が母がずっと仕事に行っていたことを、寂しい気持ちと少し誇らしい気持ちの両方を持ちながら子ども時代を過ごしてきたので、私がまた仕事に行くことを息子は内心どう思っているのかは息子にしか分からないし、きっといろんな複雑な気持ちを持っているんだろうなと思うのですが、背中を押してくれたその息子の言葉を信じて、また頑張っていきたいなと思いました。

そして、この月曜日から、朝は学校に送りに行って帰ってくるともう汗だくなので扇風機にあたりながら服も全部着替えて、汗が乾いてから涼しい顔をして(笑)、職場に出勤しています。

「ご迷惑をおかけしました。またこれからよろしくお願いします」と挨拶をしましたが、みなさんものすごく慈愛に満ちた表情でうんうんと頷いてくださり、本当に温かい職場だなと感じました。

ひさしぶりの仕事は、なにがなにやらでかなりテンパりましたが、隣の席の方が親切に教えてくださりいろいろと思い出してきました。
思い出すことが一番の仕事だった復職初日でした。

そんな初日に、夫が息子の下校を途中まで迎えにいこうとして入れ違いになり、家に帰ってきたら鍵が開いていなくて困った息子は近所のお友達の家に行かせてもらっていたらしいのですが、私もそのママさんからの着信に気づけず、夫は1時間以上息子を探し回るということがありました。

それを聞いて、初日からどっと疲れて、夫にももっと責任を持ってみてほしいとすごく怒ってしまいました。

そのお友達のお家にはそのあと手土産を持って謝りにいきましたが、温かく「ぜんぜん大丈夫ですよ~!またこういうときはうちきてくださいね」と言っていただきました。
ほんとに周りに恵まれてるなぁと思うし、逆にそのお友達が困っていたらうちに来てもらってね、と息子には伝えました。

昨日は私の仕事終わりに学童に17時に迎えにいったあと、近所のお友達と19時まで家の前で遊んで、どんだけ元気なん??と白目をむきそうですが、平日休みの今日しっかりリフレッシュして、また明日あさってと乗り切りたいと思います。

周りを頼ったり甘えたりさせてもらいながら、感謝して、またぼちぼち頑張っていけたらいいなと思います。





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