見出し画像

「窓口に行かない」これが、一番のお金を守る方法よ

ママがこの「窓口」の話をしようと思ったのは、
君に自分で何でも調べてやってみるという大切さを知ってもらうためよ。


「なんで?なんで?」
とママに詰め寄ってくるの知りたがり屋の君に

ママがなぜ、本が無限に読めるAmazonFireタブレットを与えたと思う?


それは、知りたい情報を自分で調べて得られる人になってほしいからよ


「わからないことは、詳しく知っている人に聞いたほうが早い」
君はそう思ってママに聞いてくるのだと思うけれど


そういうやり方を続けていると、
大人になったとき、どうなってしまうか、教えましょう。


このお話を最後まで聞き終わった君は、
これから、まずは自分で調べてみることから始めようと
きっと心に誓うはずよ。


それが、自分と自分の大切なお金をしっかり守ることになる
よーくわかるはずだから。


ではさっそくはじめましょう!


窓口ってなあに?


君が一番わかりやすい「窓口」で言うと、
銀行や郵便局で、中に人が立っているカウンターね


他にも窓口はたくさんあるわよ

・旅行代理店の窓口
・証券口座の窓口
・不動産会社の窓口
・ケータイの申し込み窓口

などなど


「窓口」が何かというと、
何かの手続きを君に代わってしてくれるところ
というイメージね


自分がよくわからない難しいことや、
めんどくさそうなことを、窓口では快く引き受けてくれるわ。


例えば旅行
旅行の受付カウンターに座って、
「ここに行きたい」「あれもしたい」「これもしたい」
って希望だけ言ったら、
それに合ったプランを教えてくれて、
予約まで全部窓口の人がしてくれるの、
とっても便利ね!


自分ではよくわからないことを、全部代わりにしてくれるんだもん
皆窓口に行きたくなっちゃうよね?


窓口には、決して行ってはいけません


そんな便利で快適な窓口に、
どうしてママは行っちゃいけないというのかしら?


旅行だって、自分で調べて予約するよりも、
窓口の方が簡単だし楽ちんだよ!


当たり前です、そのための「窓口」なんだから。


だけどよく考えてみて、
その窓口に座って、君の代わりに調べたり手続きをしてくれている
お兄さんやお姉さんは、ボランティアでそこにいるのかしら?


そうじゃないよね、お仕事でそこにいるんだよね?


例え、「窓口の利用料金」がかかっていないとしても
当然、別の形でサービスを受けた対価は支払っているのよ。


それが「手数料」というもの。


自分でやっていない、人に頼んだ作業には
必ず「手数料」という名の作業料金が加算されています。


そしてたとえ「手数料無料!」となっていたとしても、
売っているものの値段自体が高めに設定されているとか
表からは見えないところにも「手数料」が潜んでいるわ。


例えば百貨店なんてそうね、
とっても気持ちの良い丁寧なサービスやラッピングを無料でしてくれるけど
同じものがネットで探せば、もっと安く買えるわ


これが、目に見えない「手数料」


この仕組み自体は、まったく悪いことではないわ。


提供したサービスに対する対価が「手数料」なんだもの。


ただ、本当にその手数料の金額を払ってまで受けるべきサービスなのか
払う金額に見合ったサービス内容なのか、
それをしっかり考えるべきだと思うの


そう考えたときに、ママが至った結論が
「窓口には、行ってはいけない」だったのよ



なぜ窓口に行ってはいけないのか?


窓口で行ってくれるサービスはね、
大概のことは少し調べれば、自分でも簡単にできる事。


旅行代理店の窓口に行かなくても旅行は申し込めるし、
証券口座の窓口に行かなくても証券口座は開ける、
ケータイだって窓口に行かなくてもネットで開通できる


インターネットを使えば何でもできるわよ。


自分でできるうえに、
自分でやった方が金額が安いことがほとんどなの。


それはそうよね、窓口の人がいなければ、
その人たちのお給料は発生しないんだもの、
インターネットで自分で手続する方が安いに決まってるわ。


どうせ旅行にお金を払うなら、ママは手数料じゃなくて、
旅行先で泊まるホテルを良いホテルに変えたり、
おいしい食事を食べたり、お土産を買ったり


君もそう思わない?


自分でもできることをわざわざ頼んで、
お金を払ってやってもらう必要ってあるかしら?


確かに「めんどくさい」ことではある。

だけど「出来ない」ことではない。

出来るようになれば、そう大変なことじゃないのよ。


だから君には、小さいうちから
「自分で調べて何でもやってみる」
というチカラやマインドを身につけておいてほしいの


インターネットを使いこなすスキルよね。


窓口に行くことで失うもの


もう一つ、ママが窓口に行ってはいけないと思っている理由があるわ。


それは、失うものが大きすぎるから。


窓口で失うものは大きく3つ

①手数料というお金
②大切な時間
③自分で考えて判断する能力


①の手数料については、さんざん説明した通りよ。
君の大切なお金を守りたいのなら、
窓口は行くべきところではないの。


そして2つ目の時間、これはママは個人的に手数料よりも嫌だわ

窓口は、まず受け付けてもらう段階で待たされることも多いし、
手続きをしている間も永遠に待たされるわ。


ケータイショップなんか行こうものなら、
半日くらいつぶれてしまうわ。


誰かが作業を終わらせてくれるのを、
ひたすら待たなきゃいけないなら、
もはや自分でやった方が良くないかしら?


時間はとっても貴重よ、
窓口の待ち時間に費やすなんてもったいないにもほどがあるわ。


そして最後に「自分で考えて判断する能力」

これを失ってしまうのはかなりの痛手よ。


窓口には「専門家」「プロ」の人がいてね、
色んなものを進めてくれるわ。


だけどね、自分で考えることをせずに、
言われるがまま何でも買ってしまったらどうなるでしょう?


それが、数年前から問題になっている
「かんぽ生命の不正」のようなことをひき起こすの

・全く買うメリットのない商品を交わされる
・料金の二重取りをされる
・保険料が支払われない
・不利な契約更新をされる

こんなことが平気で行われていたのよ!
信じられないわ!


でもね、

考えない人は、騙される

これはある意味、弱肉強食の世界では仕方のないことでもある


自分の考えや知識を持たずに窓口に行くと、
ここまでひどくはなくとも、
手数料の高い商品をすすめられたり
もっといい商品が本当はあるのに、
売る人の売りたいものを買わされるというリスクがある


ママも昔、かんぽ生命で大失敗しているのよ!


君が生まれたお祝いでもらったお金を、
君名義の銀行口座を開設して預けに行った窓口で、

「学資保険」を鬼のように勧められ、何度も電話がかかってきたわ

ママも初めての子育てで、お金のリテラシーもその時はあまりなかったから周りのママ友に相談したら、
みんな「学資保険」に入っているというじゃない

ママもあわてて「学資保険」に入ってしまったの


だけどその後1年後には解約をしているわ。
自分なりに勉強して、無駄でしかないと知ってしまったからよ。


それなりに損をしてしまったし、
高い勉強代だったわ。


こういう苦い経験があったからこそ
君には「窓口に行ってはいけない」と愛をこめて助言するわ。


自分のお金や大切な時間を守るため、
しっかり自分で調べて、考える人になる訓練をしていきましょう


どう?自分で調べてみる気になったかしら?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?