鬼滅の刃、冨岡義勇さんから学ぶ「自己原因論」を、君たちにわかるように話そう。

君たちが大好きな鬼滅の刃。

ママも大好き！

アニメがヒットする前に、ジャンプで全部読んでしまっていた、それがこのママなのよ。

ママが一番大好きな、冨岡義勇さん。

彼が、炭治郎と鬼になりたての禰豆子に初めて出会った日に言ったあの名ゼリフ

「生殺与奪の権を他人に握らせるな！」

これを、現代の君たちの生活に役立つように、アレンジしてママ流に教えるわね。

生殺与奪の権ってなんだろう？

「生殺与奪」は、

生かすか、殺すか、与えるか、うばうか

「せい・さつ・よ・だつ」と読むの。

この「権」つまり、権限（誰がそれを決めるのか）

という大事なことを、他人に握らせてはダメよってことなの。

生きるか死ぬか、与えられるか奪われるかという、自分の人生に大事なことを、他人任せにしていいわけないし、自分でしっかり握っておかなきゃいけないってこと。

「殺さないでください」って土下座する炭治郎に義勇さんが言っていたよね。

「鬼どもが、お前の意思や願いを尊重してくれると思うなよ。当然俺もお前を尊重しない、それが現実だ！」

ってね。

めちゃくちゃ厳しいことを言っているのだけど、ママは愛情深い言葉だと思うのよ。

義勇さんは炭治郎に

・自分の人生を人任せにしちゃいけないよ

・誰も君のことを中心には考えてくれないんだよ

・自分のことは自分で決めて、自分で切り開いていかなきゃいけないんだよ

こういうことを教えてくれているのよ。

それがつまり、自分の人生の主導権を自分で握って生きるということなの。

誰かの言いなりになるということは、その誰かの人生を生きているだけで、君自身が主役の人生を生きれていないんだよ。

人まかせ、これやってない？

生殺与奪の権を他人に握られるのは、なんでも人任せにしているということ、そうなってはいけないのがわかったよね。

生殺与奪とまでいかなくても、

「なんでもいいよ」とか「みんなそうだし」

と、誰かに決定権を任せたり、自分の意思じゃないことをしたり、

そういうことしていないかな？

夜ご飯の

「何食べたい？」

「なんでもいいよ」

から始まって

「将来何になりたいの？」

「ママがなってほしいものになるよ」

まで、何でもかんでも人任せにしていたら、君の人生はいったい誰のもの？

「僕はこれが食べたいんだ」

「僕は将来、警察官になるんだ！」

自分の内側から湧き上がる気持ちで、物事を決めてごらん。

自分のやりたいことを自分で決める、自分で選んでいくチカラをつけよう。

決められることや与えられることに従わなきゃいけないこともある

従っている方が確かに楽

だけど、自分が決めていいシーンで、それを誰かにまかせてちゃダメなんだよ。

人のせいにしたら、もう君ではコントロールできなくなる

そしてここからが一番大事よ、心して聞きなさい。

「人のせいにして生きている人は、自分の人生をちゃんと生きれていない」ということ

これをママは「自分原因論（じぶんげんいんろん）」と呼んでいるわ。

喧嘩をするのは弟がたたいてきたせい？

忘れ物をしたのは、ママがチェックしてくれなかったせい？

うまく行かないことを

自分以外の誰かのせいにすること、君たちにはよくあるね。

ママだって、無意識でそうしてしまうことがあるの。

でもね、誰か人のせいにしてしまうことは、簡単なようで、実はものごとを逆にむずかしくしてしまうの。

そして、とにかく
イライラする！腹が立つ！キーッ！てね

自分がイライラしているな、と感じたとき、うまく行かない原因を誰かのせいにしている事がよくあるのよ。

確かに、相手に原因があってうまく行かないということは必ずあるの

例えそうだったとしても

『あいつが悪いから〜なんだ』
という考えをしていると、自分ではもうコントロールできなくなっちゃう。

解決する権を相手に任せちゃっているのとおんなじなの。

だって、相手のことはどうすることもできないでしょ？

注意や文句を言ったって、相手が変わろうとしなければ変わらない。

さっき、人任せにしてはいけないよって言ったよね？

うまく行かないのは、相手にこういう原因があるからなんだけども、そうさせている自分に原因がないか？

こういう風に考えてみよう。

これを探していくというのは
自分の方向に矢印を向けていくということ。

けんかの原因も、弟がたたいたせいだけど、自分はたたかれるようなことを言ったりしなかったのかな？

弟がたたく原因を作らなければ、たたかれないし、けんかにならないよね？

そうすれば、君のチカラでけんかをなくせるの。

忘れ物をしたのは、ママがチェックし忘れたからかもしれないけど、自分でチェックしたのかな？どうしても不安なら、自分でママにチェックするように頼んで一緒にやったのかな？

こう置き換えると、同じ事実であっても、自分の力で解決できるようになるんだよ。

だって、他人のことは変えられないけど、自分のことを変えるのって自分次第なんだから。

他人のせいにすることは、自分の人生を、自分主導で生きることを放棄（すててしまう）ことと同じ。

『生殺与奪の権を他人に握らせるな』って言ってたことそのものなの。

要するにね、

自分の人生は、自分で主導していきましょうってお話です。

自分のことを人任せにしたり、起こった悪いことを誰かのせいにして生きていても、君の幸せの道にはつながっていないということね。