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ベビイさんとベビーくもんの話

ベビイさんは、今べびーくもんに通っている。

早期教育のイメージが強いのか、これを言うと「英才教育してるの?」とか「数学すごくなりそう」といった声をいただくのだけど、全くその意図はない。

これからべびーくもんにお子様を通わせたいというお母さんたちだけでなく、昔公文をやっていた方にも読んでもらえるといいなと思いながら、ベビイさんとべびーくもんの出会いを書いていこうと思う。


ベビイさんが生後6〜12ヶ月、去年の夏から冬にかけて、私はメンタルがかなりやられていた。

順調に二回食に進んだ離乳食は突然ほとんど食べてくれないというか口を開けてくれないし、なかなかずりばいが前に進まないし、進んでもはいはいしないし、不安からうつはぶり返すし、夫の帰りは遅いし、その音でベビイさんは起きてハッスルされて何時間も夜中散歩したりしないといけないし。

正直話しかけどころではなかった気がする。そんな中、何か突破口を見つけたい、そもそも私が何か話せる相手が夫しかいないのはいかがなものかと悩んでいたら、このCMに出会った。

私は小学校~高校まで公文式に通っていて、大学生の頃は2年弱公文式の採点スタッフの仕事をしていた。そういえばたまに赤ちゃんがお母さんと一緒に教室に来て、先生と一緒にお歌を歌ったりなんだりしていたような。そうか、あれはベビーくもんだったのか。そして無料体験学習をやっているとCMは歌う。無料なら行くだけ行ってさようならしてもいいし、彼が気に入るなら続けてもいいんじゃないの、私も話し相手が増えるなら増やしたいと無料体験学習の申し込みをした。


さて、ベビーくもんはどんなところなのかざっくり説明しておきたい。

・教室は月1回30分くらい。教材の受け渡しと最近の様子を話して終わり。先生が読み聞かせをしてくれたりとかそういうのはない。
・毎回絵本1冊、やりとりぶっくorカードの教材がついてくるのでそれを家でやる。3回に1回歌の本とCDもついてくる。
・連絡帳がついてくるので、日々のことなんかを適当に書く
・こども●れんじと違い、おもちゃやDVDはなし。保護者が主体になって読み聞かせや歌を聴かせましょうというもの。

なので、普段子供にかかりきりなのが辛い、ひとりで遊んでてちょうだいお願いだから!というお母さんにはあまり勧められない品となっている。私が通っている教室の先生曰く「お母さんたちからベビーマッサージとかベビーサインを教えてほしいと言われて困惑した」そうな。べびーくもんにはそういう機能はないし、先生も教員免許とか保育士免許をみんな持っているわけではない。先輩ママ!みたいな感じで見てもらえればと思う。

べびーくもんに向いているお母さんとしては

・子どもと一緒にべったり何かするのが現状苦ではない
・読み聞かせをたくさんしたいけど絵本選びがマンネリ化してきた
・過去に公文式をやっていて公文にマイナスイメージがない人。公文の考え方や学習方法は独特な気がするので、そこがすんなり入っていればどうということはない気がする。個人的にはこれが一番大事なんじゃないかなぁと思う。べびーくもんは親が主体で動くので余計に。


初めて赴いた公文の教室で、先生は暖かく私たちを迎えてくれた。私がスタッフとしての経験がある旨を伝えたら大層喜んでくれて、ベビイさんが大きくなったらスタッフとして働いてほしいと懇々と勧誘された。もう何をしに行ったのかよく分からないが、久しぶりに大人と話せて安心したのを覚えている。

何となく体験学習を始めてみたら、ベビイさんは思いの外教材に食いついてくれた。月謝も私の内職のお金から払える範囲だし、いつかの就職先のためにとそのまま本入会した。べびーくもんのメインは絵本だが、絵本を選ぶとなるとどうしても親の意向が反映されがちになる。公文のものはそういったものは一切ない。目先が変わって楽しいのか、本入会した後も現在に至るまであまり彼にとってはずれの絵本はないらしい。

そして、本入会して7〜8ヶ月が経った。

ベビイさんはべびーくもんを始めてすぐにご飯をもりもり食べるようになった。はいはいは少し寒くなった頃から積極的にし始め、歩かない歩かないと悩み果てるまで続いた。今はもはや小走りだ。うつは一過性のものではなかったので精神科にも通っている。悩みは尽きないのだが、コロナの時期を除けば毎月せっせとベビイさんと教室に通い、先生はいつも暖かく迎えてくれて、ベビイちゃん大きくなったわね!健康そうね!お母さん今日もかわいいわよ!と褒めてくれ、私に働いてくれと懇々と勧誘してくれる。

いつもありがとうございます。そして非常に言いづらいのですが、教室を引っ越し…しばらくはいいや。



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