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社会的養護 「社会全体で子供を育む」

土曜日の朝から、ちょっとまじめなお勉強会に参加してみました。

子どもの権利条約 勉強会「社会的養護について学ぶ」というテーマの勉強会でした。

スピーカーのお一人、まりっぺさん、のお話を以前お伺いしたことがあったので、今回も もう少しお話を聞いてみたいなと思って 今回参加することにしました。

まりっぺさんは Masterpieceという、社会的養護を巣立った若者たちのサポートをしてくださっている方なのです。

どういうことかというと 親がいない子供や 虐待を受けた子供たちが 養護施設で18歳まで生活し自立した後、頼れる家族や実家がない若者たちのサポートをしてくださっているということなのです。

社会的養護の定義

保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです。 社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」の理念

となっているそうです。

つまり 親がいなくて、親が育てられない状況だったとしても、

「社会全体で子供を育む」

ということなんですね。

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つまり、自分の子供も ほかのご家庭の子供も 児童養護施設にいる子供も 同じように 私たちみんなが 社会の一員として一緒に育てましょう、ということなんですよね。

町全体が関わって子供を育てる(It take a village to raise a child)という表現がありますが、なんだか わかったようなわかっていないような感じでした。

でも 今日のこの「社会的養護」の定義を読んでいたら すごく納得できました。

みんなが そうやって 子育てをしたり 毎日をすることができたら 子供たちがしっかり守られて 健やかに成長できるだろうな、って思いました。

親たちも ずっしり重い責任を背負って 毎日過ごさなくていいので 楽になるでしょうし。


子供は悪くない

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コロナウイルス感染拡大で みんなが不安で心配な気持ちをもったまま ステイホームをして 虐待が増えたといわれていますね。

最近 虐待のニュースを聞くことも増えてきたような気がします。

養護施設にいる子供たちの半数以上が 親から虐待をうけて 親から話された子供たちなんだそうです。

まりっぺさんは そういう子供たちについて

「子供たちは悪くない」

とおっしゃいました。

子供たちが虐待を選んでいない。

子供たちが虐待する親を選んでいない。

子供たちは守られるべき。


でも 高校を卒業すると 社会的養護、養護施設から出て 自立しなけれいけなくなる若者たち・・・

実家がない、困ったときに頼れる家族や親族がいない若者たちが 突然独り立ちしなければいけない。

そんな若者を 全身全力でサポートしてくださっているのが まりっぺさんのMasterpieceという団体さんです。


自分の周りに 養護施設などの環境で育った経験がある人がいないと そういうところで 困っている人がいることに気がつけないものですね。

この勉強会を企画してくださった方も 「理解をしめすことが 解決の手助けになる」とおっしゃっていて 本当だなと思いました。

課題に気がつけなければ 解決もできませんからね。


私は 将来的に 一時的な里親などができたらいいなと思っています。

そして 同時に 自分の子供だけではなく 私が関われる子供たちを 社会の一員として 一緒に育てていく、という意識を持って 毎日生活して以降と思っています。



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