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【開催報告】8月8日(土)子供の「学校に行きたくない」についてのオンラインおしゃべり会

先日、ついに 子供の「学校に行きたくない」について考えるオンラインおしゃべり会を開催いたしました!

初回で どんな雰囲気になるのか どんなお話の展開になるか 誰もわからない中 とっても素敵な4名の方にご参加いただけて と~~~っても充実した時間をすごすことができました。

「おしゃべりは その場・そのときが 命だから 録画する必要はない」と判断した私・・・ 終了後、後悔しました・・・

あんなにいいお話になるなら 録画して みなさんに見ていただけばよかったーーーと思ったくらいです。

学校嫌い

困っていらっしゃる人がいるかどうかを知りたかった

私は ここ2年くらい 長女、なはら姉さんの「学校行きたくな~い」を経験しています。

最近 やっと開き直って「必ず学校に行かなくてもいいか~」と思えるようになってきました。

そんな私の試行錯誤の様子を発信するようになり たくさんの方が見守ってくださり、本や記事、動画を送ってくださったり、メッセージをくださったりするようになりました。

私のような、学校嫌いな子供を持つ親って すごく頑張っていると思います。

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子供との戦いになってしまったり 学校との対決になったり 夫婦間でも温度差が違うことも少なくありません。

学校に行きたくないと思うお子さんを持つ親御さんが 相談できる場所って あるのかな?と 最近思うようになってきたところでした。

幸いにも 私の周りには 私の話を聞いてくださる方、私の学び・気づきのためにお話をしてくださる方がたくさんいます。

でも 私のような環境にいる方ばかりではないはず。

「それなら 作ってみようかな」と思い 今回 困っている人がいるのかどうかの調査もかねて 「おしゃべりしましょう~」というイベントを立ち上げてみました。


興味がある方が 78名!!

facebookでイベントページを立ち上げたのですが、なんと78名の方が 興味があると意思表示をしてくださいました。

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こんなにも 不登校、学校嫌い、日本の教育システムについて 考えていらっしゃる人がいるのだなーと気がつかされました。

学校に行かない理由、学校の何が嫌いなのかは それぞれのお子さんによって 違うと思います。

その理由が何であれ 現代で 学校は 子供にとって生活の大きな部分です。

今の大人たちは 当たり前のように 毎日学校に行っていました。

なので 「子供が学校に行かない」というのは なかなか すぐに受け入れられないものですよね。

こんな自体で 誰にも相談できないなんて・・・ 苦しすぎますよね。

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5人で とっても濃厚なおしゃべり

今回は、

小学1年生の娘さんが 学校になじめるか不安だったMさん
小学3年生の娘さんが 去年から学校にあまり行っていないNさん
特別支援学校で勤務されていらっしゃるKさん
未就学児の娘さんがいらっしゃるTさん
「学校を刑務所みたい」だと言う長女がいる私

の5人で たっぷり90分 お話ができました。

少人数だったので もうそれは贅沢なおしゃべりの時間となりました。

Nさんのお子さんも 我が家の長女も 日本の学校のシステムがいやで 「学校に行きたくない」というタイプのお子さんでした。

いじめられて 学校に行くのが怖い、とか 学校の勉強についていけないから 学校にいるのがつらい、とか そういう理由ではなく「学校に行かないことを選択したい」というわけですね。

今回、このおしゃべり会を開催してみて、子供が「学校に行きたくない」となっても大丈夫だね、と 皆さんが 以前よりも思えるようになったのではないかなと思います。

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おしゃべり会で 盛り上がった中で 私が気になったキーワードを書き留めておきたいと思います。

① 日本の教育システムの遅れ

日本の教育は、イギリスが工場で働く労働者を生み出すために作り上げた教育指針を取り入れたといわれています。

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それって 今の時代 必要な人材でしょうか???

時間通りに行動し みんなが 同じことができるようにすることが目的だったわけですね。

それって これからの時代 求められる人間像でしょうか???

高度成長期には 必要だった人材像でしたが 今は もうそんな時代ではありません。

この教育システムは なんと明治時代、150年以上前に取り入れられて 今も 結局 根本は変わっていない・・・

150年前って・・・ だいぶ前ですよね???

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今は スマホがあり パソコンがあり・・・ やっぱり 時代が違うのです。

明治時代の教育システムが これから育っていく子供たちのためになるか・・・ そこを考えたいものですね。


② 興味のあること、得意なことを伸ばしてあげる=さかな君

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さかな君の例が出ました。

あれだけ 魚に詳しいって やっぱりすごいですよね。

そういう秀でるものがあることで 自分に自信がもてるし 社会の役にもたてるのだと思います。

Nさんのお子さんは 絵を描くのが好きで、どんどん上手になっているそうでした。

最近は 漫画までかけるようになっているようです!

我が家のなはら姉さんも 工作が大好きですし 子育てや家の中のことは たいていのことができてしまいます。

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学校で 興味のない授業を受けて時間をすごす(そして 結局何も学ばない)よりは 自分の興味のあることや、得意なことに時間とエネルギーを費やして ぐんぐん伸ばしてあげるほうが とんがりが出て いいですよね。

日本の教育では 「あなたは算数が得意ね・・ じゃあ 国語も頑張ろう」と足りない部分をに焦点をあてて、全てを平均的にできるように努力するようになっています。

でも 機械がいろいろな作業をやってくれるようになった今、必要なのは 「さかな君」のような光るものを持った人ですね。


③ 学校という居場所の選択肢が多様であってほしい

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日本の教育システムがなくなればいい、と思っているわけではありません。

私は、そういうシステムで育ちました。

私のような、日本の教育システムで 十分という人も たくさんいるのです。

ただ日本では 国が認めた教科書しか使えないことになっているそうで 国が 教育システムをコントロールしてしまっているわけですね。

Nさんの娘さんや なはら姉さんのように 生徒全員が 学校が決めた時間割通りに行動し 先生の話を黙っていく授業を受ける、という(なはら姉さんは「刑務所」と呼ぶ)のを 心地よく感じない子供たちが 学び、成長できる場所が他にあったらいいなあと思うのです。

フリースクールなども 少しずつ増えてきていますが いろいろな居場所、学校の形があって、今の学校が その中のひとつであるといいなあと思いました。

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私は、Nさんの娘さんや なはら姉さんのような、学校に行かない、と選択をするお子さんたちが 自由に、自主的に学びを進められる居場所があったらいいなと思っています。

大人が ルールを決めるのではなく 各自 やりたいことなどを決めて それぞれが動く。

きっと 同じ空間で 同じ空気を吸うと ゆるくつながるところから始まり 刺激を受けたり 協力をしたりし始めるのではないかなと思うのです。

同じ時間に 同じことをしなくてもいい。

自分を持って生きればいい。

そして 他の人と 共存できるといい。(仲良くしなければいけないわけじゃない)

そんな感じだと心地がいいかな。

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不登校、登校拒否は 親にとって「恐れていること」のひとつかなと思います。

でも 大丈夫です。

最初は 怖いかもしれませんが その先にあるものは とっても明るい光かもしれません。

私は そんなメッセージを発信していきたいなと思いました。

突然の、お子さんの「学校に行きたくない」に直面して バタバタしている親御さんたちに 少しエネルギーをお貸しするようなことができたらいいな、って思います。

今後は お子さんたちにも登場してもらって 子供たちの、当事者の声をきいてみたいな、なんて思っています。

また こんなおしゃべり会を開催していきたいと思っていますので ご興味がある方は お知らせください~

今回 初めての開催にも関わらず ご参加くださったみなさん ありがとうございました。

心から感謝しております。



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