お金の個別相談にて
今回は学資保険についてのご相談でした。
(学資保険とは子どもの教育費のための保険)

第二子出産に伴い、
1人目の子の学資保険をどうするか、
2人目の子の教育資金準備をどうするか、
増やしながら貯めていきたいけど
どうしていいかわからない、という相談でした。


まず、学資保険を考える上で
学資保険の目的は二つあります。

①学費の中で1番お金がかかる
大学の入学金などの学費準備
(お金を貯める)

②学費準備中に不測の事態が起きた時でも
学費準備できる状態にする準備
(保障)

どちらかだけでいい場合と、
どちらも必要な場合があります。

それは各家庭によって変わってくるんですが、
今回のご相談者の場合はどちらも必要でした。

今入っている学資保険は母親から
「これに入っておけば大丈夫だから」
と言われて加入していたとのこと。

貯金のための保険だったのに、
ちゃんと計算してみると、なんと総払込額は
満期で受け取れる金額を大きく下回っていました。

元本割れする学資保険だったんです。

もちろん、相談者の方は
「計算したことなかった」と。

保障機能の部分もあるので、
一概にこの学資保険が悪いというわけではないのですが、
目的に合っている内容ではなかったんですね。

実際に、子どもが生まれたら学資保険を
準備しなければいけない、と
感じている方はすごく多いようで
よく相談されます。

子どもの教育資金の準備として
必要なものであるのですが、
学資保険で準備しなければいけない、
ということはないんですね。

なぜ学資保険に入るのか?

目的から「どうしたい?」から考えることが
考えることが重要なんです。

払ったお金より増えるような形で
学費を準備したいのであれば
学資保険は今の時代には不向きなんです。

それを知らずに、
とりあえず学資保険に入っておけばいい、
といわけではないんですね。

でもその方のお母さん世代は
学資保険に入っていれば当たり前に
お金が増えた時代だったんです。

だからお母さんを責めることはできない。

親の世代とは経済情勢が違う今、
以前と同じ対応をしていてもダメなんですね。

それを理解した上で
目的に合わせた対策をしていく必要性があります。

しっかりと知った上で選択する、ということが
大事なんですね。

うちの学資保険はどうなってるかな?と
考えるきっかけにしていただけると嬉しいですし

自分だけで考えてもわからない時には気軽に
コメントください。



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