見出し画像

事実と推測を分けて伝えること

最近、家族との会話で気付きがありましたので、ここに書いてみます。

内容としては、若手向けかなと思います。

事の発端

始まりは母親からの連絡でした。

母『病院から連絡があって、おじいちゃんが体調的にあまり良くないから覚悟して欲しいって』

もう入院して一年以上経つし、90超えてるし、まぁそろそろかなって覚悟はしてました。
コロナ禍で面会も出来ずだったので、病院が面会を許可してくれず、帰省しても3年ほど会えていませんでした。

母『緊急時って事で面会する許可が出たよ。』『「今までしっかりやれず、ごめんね」って話したら、「いや、こちらこそ今までありがとう。気にしなくて良いんだよ」って話してくれてたよ』

って感じの話があり意外と話せるんだなって印象でした。
その週末に私も面会して良いという許可が出たようなので、急遽帰省する事にしました。

飛行機で2時間、電車で3時間の道のりでようやく到着。

久々の面会

ずっと来たかったけど、コロナ禍で面会不可だったため、3年ぶりか。

『おじいちゃん、久しぶりに帰って来れたよ、分かる?』と声をかけると

じいちゃん『んんん、んっ…んっ…』

あれ?
何かを話してるように聞こえるけど、全然分からない…

一緒にいた妹も
『あれ?もっとハッキリ話してる風に聞いてたよね?入れ歯が無いから話せてないとか?』

あれれー?と思い面会終了。

面会終了後に母と話して
母『おじいちゃんと話せたー?』
私『うん、一応話せたけど、全然何を言ってるか聞き取れなかったよ。前に来た時は、もっとハッキリ話してたの?』
母『いや、同じだと思う。』
私『あれ?そうなんだ?よく聞き取れたね?』
母『いや、たぶん、そう言ってたと思うんだ』
私『え?多分ってこと?』
母『いや、言ってたと思うんだ』
私『おおぉ』

看護師さんの話を聞くといつも通りとのことだったので、なるほど、有難う御座います。と病院を去ることに。

まぁ、会話することが目的ではなく、会いに行く事が目的だったので、個人的には良いっちゃ良いのです。
ただ、会話する事が目的だった人は怒るだろうなと思ったのでした。

事実と推測を分けて伝える

上記の話は、個人的な出来事なので、笑い話にでもしてあげれば良いのですが、仕事で似たようなことをやられると笑えなくなります。

セキュリティの仕事だけじゃないですが、報告をする際に
・事実としてはっきりしていること
・今時点で分かっていることから推測されること
を明確に分かるよう伝えることが大事です。

インシデント発生時や障害が発生している時ほど、事実と推測を明確に分けて対応を進めないと泥沼にハマります。

個人的なテクニックというかコツは、推測の情報を伝える時に、何重にも推測ですよという文言を散りばめています。

・まだ確認中ですが〜
から始まり、
・XXと考えております。
・確認でき次第、ご報告させて頂きます。
のような形でお伝えします。

事実を伝えて推測と受け取られても、そこまで困らない気がしますが
推測を事実として受け取られて認識齟齬が発生することは割とあり、トラブルに繋がる印象があります。

当たり前だろって方も多いかもしれないですが、意外と出来ない人も多い印象なので、誰かの気付きになれば幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?