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娘とマサルくん6。

今回は、前回に続き
マサルくんにブチ切れた娘が!
そしてマサルくんが、のお話です

ただでさえ、私は
職場では生意気小娘から
徹底的にシカト洗礼を受けて
ガン無視の受け身だけど
なかなか仕事がやりづらく
お店では次から次へと
さまざな問題課題があり
必要以上に周りへ気を配りすぎて
精神的にも体力的にも疲弊し

娘とマサルくんのことでは
どうにかならないものかと
どうにかしてあげたいと
おそらく本人達以上に
悩みすぎてしまい

家でも仕事でも
神経を遣いすぎて
とうとう気持ちが休まらず
食事が喉を通らなくなり
実は短期間で
私は痩せてしまった


前回のお話で
元カノの祖母の葬儀へ
参列していいかと、言い出し
娘の逆鱗に触れたマサルくん。

結局、娘は腹の虫がおさまらず
顔も見たくない!
思いをマサルくんへぶつけ
まだ走り始めたばかりの2人に
急ブレーキがかかってしまった

娘と私の関係は、さらに悪化。

そして、そんな状況の中
マサルくんがバイトに来た

厨房へ入ってきたような気配で
顔を上げて
マサルくんの方向を見ると
離れた場所から私を確認して
めずらしく足を止め
いつもより頭を下げていた
視力が悪すぎる私には
マサルくんの表情まで
見えなかったけど
いつもとは違うに決まっていた

しばらくしてから
話す機会がやってきて
確かマサルくんは
「あのぉ・・・」と言い出したから
『私達は友達だったよね?』
「あ、はい」
『何やってんだ!!笑
 怒るに決まってんじゃん』

私から、かなり怒られると
覚悟していたそうだけど
仕事仲間として
事情をよく知るオバチャンが
温かく迎え入れた形で
どうにか場を持つことができた

この話、親御さんは知ってるの?
どうやらお母さんは
行ってもいいんじゃないと
おっしゃっていたんだそうで・・・
なるほど・・・

でも、あえて
物事には優先順位ってあるよね
過去、未来、見据えて考えれば
何が必要なのかどうか
わかるんじゃないかな?
全てに対して「いいひと」で
応えている生活を送る
マサルくんには
どうやら大事なものがありすぎて
ブレブレなんだろうな
そんな印象だったわ

娘のことを好きな気持ちは
変わってないようで
怒っている機嫌が
直ってくれるのを待っていて
母の私から怒られないことも
ホッとしたんだろうな

大人になったとしても
まだ若いし、学生で
子供の恋愛の話なので
首を突っ込んじゃいけないけど

なんとなく・・・

マサルくんが今の
娘との状況を他人事みたいな
あぁ~良かった~
舞ママ、普通だったよ・・・
みたいな空気にカチンときて

1ついい?
仮に、どんなに娘が
マサルくんのことを良い!
といっても
母の私が最後の砦だからね
わかる?
私がダメとなったら
娘がマサルくんのことを
良くても
絶対に許さないからね

あ、はい・・・

マサルくんへ
その意図が伝わったんだろうか
でも、きっと彼の中では
私が絶対的な味方だと
思っているんだろうな・・・

ところが、ところがです

家に帰ってから
娘から
「今日(マサルくん)
 どうだった?」と聞かれ
マサルくんの様子や
穏やかに仕事仲間として
話して諭したこと、
っで、私としても
苦言を呈したくなり
最後の砦だからね、って
話したんだよねと
娘へ言ったら
超激怒されてしまい・・・

なんでそんなこと言ったの!!
(ま、ま、そうですけど・・・)
何がいけないの?
それぐらい言ってもよくない??

火に油を注ぐとは
こういうことなんだろうか
ますます、母娘ひどい展開に
なってしまったのです・・・

私はシングルマザー。
娘の彼氏?娘の結婚??
お父さんっていうのはさ
厳しいもんじゃないの?
お父さんになるつもりはないけど
私自身と父とのことが
なんとなく思い出されて
一言ぐらい言ってもいいだろ!

父はその昔、私の元夫へ
『娘が良いって言うから
 結婚させるんだよ!!』
結婚に反対していたのに
そう喫茶店で大声で怒鳴って
婚姻届にサインしてくれた
同じ轍は踏ませたくない
結婚じゃないけど
恋愛だって同じ。
傷つくのは娘なんだよ!

私が最初から不穏な空気を
出さなかったこともあり
マサルくん
あんまり堪えてなかったぞ

どんな娘だとしても
私の大事な娘です

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