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週末ランニングを始めて約1年

週末ランニングを始めてからおよそ1年ほど経ったので、備忘録として振り返ってみる(カバー写真はお借りしました)。

【前提】

スポーツはどちらかというと苦手、である。体育の授業でバスケをやると骨折に近い捻挫をかまし、ドッチボールでは必死に逃げ回り、踊ってみれば手と足が同時に動く。部活動選択時も、体育系ははなから考えなかった。まさかこんな私に運動習慣がつくなんて、とは未だに思っている。

【ランニングを始めたきっかけ】

結論から言うと、新型コロナウイルス大流行のせい、である。
2020年の頭に出来心でApple Watchを購入しており、一丁前につけていた。このWatch、どれだけ動いたかを消費カロリー換算で表示してくれる機能があり、なんだかんだで1日400Kcal近い消費カロリーを示していた。コロナの影響でテレワークを導入した途端、このメーターの動かなさに衝撃を覚えた。出勤すると400Kcal近くになる消費カロリーが、テレワークだと200Kcalもいかない。あまりの動かなさが可視化されているせいか、心なしか体も重くなっているし(いや実際に体重計の数値は過去最高を更新し続けていた)、ただの出勤がちょっと辛くなってきている・・・完全テレワークとはならず、週の半分のみであってもこれ。マズイ。ホモ・サピエンスとしてあるまじき事態ではないか。打開策を打たねば(この後、体重がいよいよ大台更新しそうになり、より本気を出すのだがそれはまた別のお話)。

【実際始めてみて】

予想していなかった恩恵に預かり、思ったよりも続けることができた。じゃあその恩恵とやらはなんじゃね、ということで個人の感想を書き連ねてみる。

1.爽快感と達成感
  やっぱり自分で決めた距離を走り切れると、達成感があるし自信もつく。また、普段歩いている時よりもほんの少し速い速度で流れていく景色を見るのはどことなく爽快だ。体を動かす事による謎の爽快感も相まって、走り終わってしまうと爽快感と達成感に包まれる、という経験を積むことで始めるときの「億劫さ」に打ち勝つことができた。あー、最近は自粛しているけれど、走り終わった後のサウナは格別にととのう。控えめに言ってサイコーなんだよな、早く大手を振って行きたいなあ。

2.周りの景色
  私のランニングコースは、某河川敷。晴れている時は水面がきらめき、夕暮れは美しく、夜の闇に流れゆく電車の車窓も魅惑的。春は燕、冬はカモメや鴨が飛び交い、季節ごとの変化も面白く、走っている間にも楽しいことを見つけられた。これ、室内のランニングマシーンだったら続かなかったかもなあ・・・。

3.メンタルの変化
  個人的にはこれが一番大きかった。運動自体が与える影響もあったのだろうけれど、河川敷で走る、というチョイスが思いがけない効果をもたらした。
河川敷のいいところは、スタート地点もゴール地点もないこと。使う目的もバラバラであること。何が良いのかというと「周りと比べる」ことがどんなに無意味なことなのか、身にしみて感じることがちょくちょく起こるのだ。
例えば。百戦錬磨っぽい精悍なオジサンが私でも抜かせそうな速度でチンタラ走っていたりする。ドヤ顔で抜かしたりした後、わざと遅く長く走るトレーニングがあることを後で知って恥ずかしい思いをしたり。寝床からやっとの思いで這い出したような上下スウェットつっかけサンダルの方が歩いていたり(メンタルやられちゃった方かしらと勝手に想像、でも少しでも外出るの大事だよね)、杖をついている方が歩いていたりと、リハビリ目的で河川敷を使っているような方も多かった。抜かしてドヤったところで目的が違うんだからアホの極み、抜かされて落ち込んだところでどこから走ってきたかもわからん運動歴も体力も違う人と比べるのもやっぱりアホの極みだよね。ということが積み重なり、「周りと比べる」愚かさの側面を身に沁みて感じたのでした。仕事でもなんでも、前より自分に集中できるようになった、気がする。


【これから】

せっかく習慣化したので、そろそろ次の目標を立てたく、ハーフマラソンぐらいに出てみたいなと。このコロナ禍、いつ開催になるのかわからないけれど、来たる日に向けて粛々と週末ランニング続けようっと。以上。

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