見出し画像

できること、できないこと、いや、できることを


さて、今日は何を書こうかな。


いやーこの話題でしょう。
国枝選手、金メダルおめでとうございます!

自分の足で走れてもハードなスポーツであるはずのテニス、いくら2バウンドまでOKとはいえ、真横に走れない車椅子を操りながらラケット振り切って6ゲーム3セット・・・腕つりそうだよ。本当にすごい。しかもコートの広さ健常者と一緒よ。ひえー。


実を言うと、元々スポーツ観戦にはあんまり興味がなく、過日のオリンピックも真っ最中のパラリンピックも、気が向いた時にチラ見する程度なんですが。今の私にとっては、正直オリンピックよりもパラリンピックの方が面白いなあと感じた。


両腕ない方が足だけで泳いでいたり。目の見えない方が競技パートナーの掛け声だけを頼りに幅跳びしたり。手も足も動かせない方が、口だけで競技パートナーとコミュニケーションをとってボールを転がしたり。
お国によってはきっと「バリアフリーなにそれ」という状況だったりして、ただ暮らしていく上でさえも「できないこと」がきっとたくさんある中、「できること」を精一杯使って競い合い高みを目指すその姿。非常に心を打たれたのでした。


本当は。
いっけん五体満足で何でもできそうな人たちにも、それぞれ「できること」「できないこと」があるはずで。いや、どんなに頑張ってもできないことはできなくて。それどころか、以前はできていたことができなくなっていたりする(これから歳を重ねる度にどんどん増えるんだろう)。
どんなに頑張ってもできないとき、絶望的な気分になる。できていたはずのことができなくなると、心がぎゅっとする悔しさと悲しみに襲われる。心が耐えきれなくて、もうどうにでもなれと投げ出すことも、あったなあ。



もう「できないこと」を数えるのはやめよう。
「できること」を精一杯いかそう。
パラリンピアンの活躍する姿に、そんなことを思ったのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?