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第10回日本ビール検定の「結果サマリー」公開(追記で第11回情報あり)

札幌の Beer+MaltWhisky バー「Maltheads」(モルトヘッズ)です。

このnoteでも何回か書いている「びあけん」こと日本ビール検定のお話です。

このたび「結果サマリー」が公開されました。

受検した方は、メールで「【一般社団法人 日本ビール文化研究会】マイページ登録完了のお知らせ」と検索すると、当該ページに行けるURLが出てくるはずです。(↑のページの説明だけでは、ここで詰まっている方がいるかもしれません)

合格率は3級が89.8%、2級が63.6%でした。とくに3級は「落ちる方が難しい」傾向が顕著となりました。

今回は順位は出ずに「偏差値」となりました。

筆者は、3級が「58」(88点)で2級が「67」(93点)でした。3級の方が2級よりも点数が悪かったのです。(かつては「ビール偏差値70」と褒められたのにな😆)

2級の90点台獲得者が6.2%だったので、次回11月に開催予定の1級の難易度もそのくらいになるのかな、と予想します。今回の2級で90点台を取ってないと合格は厳しい、と言う意味です。

コンピュータによるCBT方式になって、記述・論述問題のある1級はどうなるの?と何人かの人に訊かれました。実際の試験会場では、筆記具とメモ用紙を渡されました(持ち出しはできない)。ですので、そのまま「コンピュータによる選択問題」(60点分)+「記述・論述問題」(20点+20点分)という形式になりそうです。とは少し違いました。追記参照

今回、3級の冒頭6問分が酵素関連の問題(それともアルコール分解の問題だったか)でなかなか骨がありました。そこで つまずいてしまったのが、「偏差値58」という結果になってしまいました。1級受検といえど、3級から学習しなおすつもりくらいで頑張ってください。

参考リンク:ビアジャーナリストとして筆者が書いた記事

https://www.jbja.jp/archives/32561

問題と解答の公開はなかった

結局今回、問題と解答の公開は最後までありませんでした。

問題と解答を公開しなかったのは、「過去問テキスト」として販売したい商業的な目的もあるのかもしれませんが、それよりも、CBT方式という新しいやり方に伴って問題漏洩の可能性を極力抑えたのかな、とも思います。試験会場と期間が増えた分だけ、公平性を保つためには大事なことです。
なお、出題問題は人によってランダムに違うかもしれない、と受検前には思っていましたが、いろいろな方と話した結果を総合すると同じ問題が出ていたようです。
 ↑どちらの予想も間違えてました。追記参照

ただ、問題のオープン化は、びあけんのような「趣味の検定」には大事なことではないかと思っています(問題難易度は上がりますけど)。将来的には公開してくれるとありがたいですね。

■関連リンク

8月2日 追記

第11回の試験概要が発表されました。
なんと1級は“同日同時刻一斉開催”だそうです!(11月7日(日)15:00開始)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000013590.html

上で予想していたことは見事に(笑)外れました。

※1級の記述・論述は、キーボード入力(ローマ字入力)となります。

また、このリリースでハッキリしましたが、

一般的なCBT方式と同様に3級・2級は受検者毎に異なった問題を出題します

だそうです。問題と解答を公開しなかった理由は、ここにあるようです。

ちょっと興味深かったのが、この条項。

・2級・1級併願で受検し、2級が不合格の場合は1級の合格は認められません。

下の級の方が得点低いなんてそんな馬鹿な……ことはないわけでもないのです(笑)。

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