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もふちりを撮る

 なぜ、おちりを撮るのか?と聞かれたら、「そこにおちりがあるからさ!」などと野暮なことを言うつもりは毛頭ない。なぜならば、おちりが好きで好きでたまらないからだ。
 おちりがあるから撮るのではない、撮りたいからおちりを追いかけているのだ。

 鳥さんのおちりは、哺乳類のおちりとは異なり、その時の気分や体調によって姿が変わる。
 もっふもふな時もあれば、シュッとスリムな時もある。同じ子のおちりとは思われないくらい、姿が全く違って見える。

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 私はもちろん、もふもふのおちりが大好きだ。もふもふのおちりは、鳥さんがリラックスしている状態、もっと言えば、「ごきげん」だということになる。
 逆に、何らかの理由で緊張状態にあったり、何かに集中している時などは、スリムなおちりになってしまう。
 むろん、どちらのおちりも可愛いが、もふもふのおちりを見せて貰えるのは、かいぬしの特権でもある為、やはりおちりはもふもふに限る。

 しかし、さすがのきみちゃんも、一日中、いつでもおちりがもふもふな訳ではない。そしてお迎えしてから我が家に慣れるまで、もふもふのおちりを見せてくれるようになるまでには、実に数ヶ月の時間を要している。
 つまり、誰にでもいつでももふもふのおちりを見せてくれる訳ではなく、かいぬしとして、または同じ「群れ」の「仲間」として、またはパートナーとして鳥さんに認めて貰えるまで、もふもふのおちりは見せて貰えないのだ。

 それを踏まえて、こちらを見て欲しい。

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 これぞ、信頼の証。いいでしょ?いいでしょ??
 こんなもっふもふのおちりを毎日撮らせて貰える私はなんて幸せ者なのだろうかと、今日もニヤニヤしながらシャッターを押し続けた。

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