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カミナリ最高〜☆

昔は「地震、カミナリ、火事、おやじ」と言われて怖いものの代表だったカミナリ⚡

あのゴロゴロという不気味な音や突然のピカピカなどは確かに恐怖心が湧いてきます。

でも、日本史を学ぶとその考えは一転します!

日本人にとって切っても切れない存在の米。稲作がスタートした弥生時代から、日本人は米作りに特別な思いを持っていました。江戸時代には、武士の給料も米ですからね。

そんな米作りで最も気になるのが雨です。基本的に雨の多い日本ですが、長い期間雨が降らない時もあります。日本人にとって自然は神様ですから、雨が降らなければ神に祈ります。

それを受けた神様は、本来なら降らない天気でも空気を切り裂いて雨を降らすわけです。強引に空気を切り裂くわけですから、ゴロゴロという音がするんですね。これを雷鳴といいます。神様が鳴らすから「神鳴り=カミナリ」なんです。

それだけではありません。雨は稲のパートナーですから「稲妻」「稲光」なわけです。さらにカミナリを漢字で書くと「雨かんむり」の下に田んぼですよね。

カミナリが鳴って雨が降るというのは、日本人と神様が繋がること。人々の祈りに対して神様から与えられる、まさに「恵みの雨」なんですね。こういう話、とっても素敵じゃないですか?

どうでしょう?もうカミナリは怖くないですよね。こんな風に心が動くのが日本史の面白さですし、日本史を学ぶことで現実世界の見え方が変わる良い例だと思います!

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