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【企画展感想】窓展:窓をめぐるアートと建築の旅+ろしあ亭

あけましておめでとうございます。

記念すべき最初の投稿として、1/4(土)に訪れた企画展の感想を書きます。

展示名:窓展:窓をめぐるアートと建築の旅(東京国立近代美術館)

1.感想

絵画、現代美術、写真、映像、建築など、「窓」を切り口として様々な作品を見ることができたので、個人的にとても満足度が高かったです。

また、一般財団法人窓研究所が作成した小冊子の内容も良かったです。美術作品のキャプションではなく、「建築的・窓学的な立場から、作品を読み解く」ことを試みた内容になっており、色々な楽しみ方ができます。

建築や現代美術に興味がある方に特におすすめです。

2.印象的だった作品

・ハンス・リヒター(1888−1976)/色のオーケストレーション

本企画展で初めて知った画家ですが、調べてみると前衛的な映画を制作されていた方なんですね。ダダイズム、構成主義など、あらためてちゃんと知りたくなりました。

・ユゼフ・ロバコフスキ/わたしの窓から

約22年間、ポーランドの自宅アパートの9階から見える広場を撮影し続けた映像作品です。映像に作者のナレーションが入るだけの作品なのですが、なんだかかわいらしくて癒されます。

他の作品にも第二次世界大戦前後のポーランドが関わるものがありましたが、時代背景が芸術に与える影響は大きいので、改めて知りたいですね。

・JODI/My%Desktop OSX

「窓=PCのウィンドウ」という発想があったのか!と思わせる作品です。ひたすらエラー音のような電子音が鳴り続けるので、人によっては精神が不安定になるかもしれません笑

3.おまけ

企画展を見た後に、神保町まで歩き、ろしあ亭というロシア料理屋さんで夕飯をいただきました。

少し不気味なフォントの看板が目立つお店で、入るのに若干勇気がいる雰囲気でしたが、どの料理もとても美味しかったです。特に前菜のニシンの塩漬けと、ボルシチは最高でした。

ロシアビールの「バルティカNo.9」はアルコール度数8%で、飲みごたえがありながらも、あまり苦みがなく飲みやすかったです。

ロシア風パンケーキのブリヌイは、サワークリームがさっぱりしていておいしかったです。いろんなものを巻いて食べてみたい…。

ちなみにお支払いは現金のみなのでご注意を。

新年からいろんな気づきと知識欲を刺激された展示でした。