Voicyで相撲でもライターでもない、新たな境地を見つけた
音声配信アプリ:Voicy始めて1年が経過しました。
元々はね、noteきっかけなんですよ。
基本的にVoicyっていうのは自薦で、やりたい人が応募して、そして採用されたら開始できる。そういう趣旨のものなんです。
で、この採用率っていうのが5%を割っていて、それ故パーソナリティの方がそれなりの品質が保たれているということで、Voicyやっているということ自体がブランディングになるというものなんです。
で、noteがきっかけになったっていうのは、実はnoteの記事をVoicyの方がご覧になっていて、私の記事をナレーターの方に読ませてほしいと言われたところから始まっているんです。
その時は私の記事を幾つかお読みいただいたんですけど、だったら私自身がそんなアプリがあるならやってみたらいいんじゃないか?と思ってVoicyの担当の方に相談してみたら、え?西尾さん、やるの?みたいな感じになって。
採用率5%以下とか、後で知りました。
結構運が良かったんです。
だから、最近では結構フォロワーの数とか私の比じゃない方とも繋がれたんですけど、Voicyの方から声を掛けられたという話は他に知りません。有名な方だと有るのかもしれないですけどね。
まぁそんな感じで始めたVoicyだったんですけど、本当に最近まで、いや、今でも試行錯誤が続いています。
というのも、音声配信における相撲ライター西尾克洋が果たして何をすれば独自性が出るのか、聴いてもらえるのかということが難しいんです。
方向性は色々と変遷がありまして。
まず、Voicyって別にYoutubeとかとは異なっていて、結構そこから「何かを得よう」とどん欲な方達が多く聴かれているんですね。それは最初の段階で分かったし、
何よりもVoicyの方が私に興味を持ったのがnoteのビジネス系の投稿だったことからも明らかだったんです。
だから最初の方は社会人として西尾克洋が感じていることを結構真面目に伝えていたんですね。
そしたら思ったようには行かなかった。
まあ当時は機材のこともあったし、一人で話すことに慣れていなかったということもあって、全て台本で進行させていたんです。
そんな中で、Voicyのパーソナリティの方同士の繋がりが出来てきて、Voicy上では私が新弟子、他の方達が1000人遥かに越える有名な方達で、学ぶことだらけだったんです。
私の場合は始めたてで、しかも妙な肩書があるからちゃんと皆さんが尊重してくれた部分がありまして、そこは本当に有難かったです。
で。
オフラインの場で会った方から、Voicyのコラボ中に別の方ツテに聞いたことがありまして。
「西尾さん、普段こんなに面白いのにVoicyの放送だと普通ですよね」
ってことだったんです。
私は当時、ビジネス系の人に合わせることと、そして聴きやすく配信することを大事にしていたんですけど、どうもそっちではなかった。
ならもっと、私が楽しく喋っているところを皆さんに聞いてもらおうと思って、台本を止めました。最初は慣れなかったですけど、比較的これは慣れるに連れてカラーが出てきました。
あと、西尾の独自色っていう意味ではやはり相撲とかライティングについてもっと積極的に出していった方がいいかな?と思い、そちらの色も出していきました。
ただ、これは意外だったんですけど、Voicyにおける西尾の需要って相撲やライティングではなかったんですね。だからあまり伸びなかった。
これは伸びなかった時期を経て徐々に気づいたんですけど、ライティングに興味ある人は基本的にnoteとか、聴く方には親和性が高くはなかったんです。
もう一つ付け加えると、相撲好きな方はそんなにVoicyとか音声配信っていうのは微妙で。故にこの後やるメタバースでのパブリックビューイングも世の中のメタバース熱ほど広がりを見せなくて。これに関してはやり続けることが大事だと感じました。
それらを客観的に捉えたのが今年の10月で、試行錯誤して大体1年です。
ライティングとか相撲っていう私の独自性は、今のところあまり前面には出さないようにしています。恐らくエッセンスとして使うぐらいがちょうどいいんですよ。
なので今は独自性の成分をどの程度出すか?というバランス調整を行っているところです。
それよりも大事なのは、積極的に私が楽しみながら、日々Voicyから出されるテーマに沿って話すこと。
つまりね、多くの人が目にするであろうトピックについて西尾という一人の人間が社会人として43歳生きてきた中で感じていることを伝える。
相撲でもなければライターでもない、生身の西尾という人間を出していき、肩書の無い自分を見ていただく。そっちの方がVoicyっていう、音声だけでその人を伝えていくというメディアには合っていると感じたんです。
私はこれまである意味守られてきたんだと思うんです。相撲っていうジャンルと、ライターやヤフー公式コメンテーターという肩書に。
ただ、Voicyっていう配信アプリではジャンルも肩書だけで従来のファンを引き込むことも出来なければ、Voicyのお客様に訴求できるものでもなくて。
結構勇気は要るし、何より難しいんですよ。
ジャンルと肩書に頼っていた方が注目は集められる。
でもそうじゃないから、過去の自分に頼るのではなく、今の自分が新たに信頼とか楽しさを作っていく必要がある。
そこに気づいたんです。
だから、今はまだVoicyの中で150人っていう、まぁ零細パーソナリティなんですけど、でもここから少しずつでいいと思います。
だって、肩書を外した生身の西尾っていうのはこれから作っていくものだし、長い目で見て方向性も強みも進化もさせていけば良いものですから。
いや。
本当にね。
最近の自分にしてはこんなに再生数もフォロワーも伸びないのかって思うこともありますけど、でもこういう挑戦が43歳っていう歳になって出来ていることが大事なんだよなぁと思います。
ただまぁ、焦りはするし、自分が面白いと思っているものがそれほど評価されないということに対してジレンマはあります。そこに不満を言っても仕方ないし、そういうもんだ、っていう言葉で片付けて、前に進めるためにどうするか?って考えるしかないんです。
だから。
これからなんですよ。
そういう私のVoicyでの新しい挑戦と試行錯誤を是非ご覧ください。
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