富山大橋

大橋の真ん中で、朝を見た。
富山大橋の中間に、ごまプリンのようなベンチがある。そこに自転車を停めて、振り返ると、遠くの立山に朝が見えた。光は、致命的な爆発の余韻のように山々から漏れていた。
タバコを吸いながら橋の下を見ると、一昨日の大雪が河原を覆っている。
冬の夜明けの、深海のような青さを反射した雪原。早起きの車が、上流の橋を渡る。

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