男鹿半島へ

旅はまた終わった。
夕方に起きて秋田の男鹿半島を目指す。友達1人と一緒に。
長岡で立川マシマシをすすって、新潟市。友達が住んでいるので、立ち寄って遊ぶ。将棋を1局、ボードゲームをやりながらのんびりと過ごし、寝る。
11時ごろに出発。山形と新潟の県境は、奇岩の宝庫。親鸞聖人の馬鹿でかい像に圧倒され、クラゲミュージアムにてトイレを借りる。酒田市で進学会の事務所を見つけて懐かしむ。くどき上手を購入。シミはミルクケーキなる駄菓子を買っていた。これ美味しい。板のガムみたいな見た目だけど硬くて、甘い。ホットケーキミックスみたいな味。
夕方頃に秋田に入る。人生初の秋田。ガソリンの残量に戦々恐々、見つけたガスステーションの光には神々しさすら感じた。

秋田市に到着。俺お得意の快活クラブで仮眠。朝3時に出発して日の出くらいに男鹿半島の先端に着く予定だったが、俺が寝過ごして7時出発。モブサイコ100が面白すぎたのが原因か。
気温は3℃、ローソンのコーヒーに感謝しつつ風車の立ち並ぶ男鹿半島を進む。雲の切れ間からの朝日が、半島の山々をまばらに照らし、内海特有の、のたり加減と相まって平和の象徴のように見えた。
水族館は楽しい。クラゲのゲームに800円持ってかれたり、ホッキョクグマがホログラムと確定したり、イワトビペンギンのノリがよかったりした。

バナナオオサンショウウオをてっちゃんのお土産にして、目的地へ向かう。
途中、カモシカと遭遇。カーブを曲がった先に佇んでいて、つぶらな瞳でこっちを見てきた。
入道崎の先端はとにかく寒かった。遮るものがないので、大陸からの風が直に肌を刺す。
ゼログラビティができそうなほど風に押され、なんとか駐車場に戻る。岬の食堂の、変哲ないうどんが暖かい。
秋田市に戻り、翠玉と栗林を購入。マシンガンで美味しい二郎系をすする。

帰り道は交代で寝て、途中のセブンでトムジェリの一番くじを2つ買う。
2つともA賞で、ニブルスがお腹いっぱいになっているフィギュアと、たまに出る黄色い鳥がローストチキンになりかけているフィギュアをもらった。

てっちゃんの家に立ち寄り、お土産を賭けてカタンをする。このゲーム作ったやつは天才。
新潟から能生までは稲川淳二の怪談を聞いた。ありふれた話だが、話術がすごい。真似して挑戦したり、落語の死神を聞いてみたりすると、もう能生に着く。オワリハジマリを熱唱して、解散。1014キロのたび。

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