袖ヶ浦ウィンターサイクルマラソン2020 センチュリーマラソン

COVID19で色々予定が狂わされた今シーズン。11月に今期の集大成として出ようと思っていたツールドおきなわが中止、代わりにと考えていたもてぎエンデューロも中止でこのままシーズンオフかと思っていたところに袖ヶ浦ウィンターサイクルマラソン開催予定の報を知って家族と話し合ってエントリー。しかも、息子(5歳)もレースに出たいとのことで一家総出でレースに臨むことに!と言っても3人家族なのですが…

今回、1人で細々とエントリーしようかと考えていたところ、今年の夏から参加させてもらってる早朝彩湖練仲間たちも参戦とのことで開催日が近づくにつれテンションMAXへ!


■準備編(トレーニング)

ツールドおきなわやツールドふくしまの公道ロードレースに向けた集団走行練習として彩湖練を継続。さらに大会2週前に彩湖での100kmノンストップ練習会で模擬走行ができたことが大きかった。


■機材

フレーム:S-works Tarmac SL6 UL

ハンドル:aerofly2

サドル:ROMIN EVO

ホイール:ROVAL CLX50 CL

タイヤ:コンチネンタルGP5000

チューブ:パナレーサー R-AIR


当日は強風予想だったのでホイールはBORA ONE35TUも持っていったものの、風向きからあまり横風を受けないと判断して走り慣れたCLX50で挑むことに。普段から変えたのはスプロケを11-23にしたこと。フロントが53なので平坦、下りも踏み抜く仕様に。

■レース前

4時半起床、5時前に出発してアクアライン経由で袖ヶ浦へ。途中、コンビニ休憩しながら7時前にフォレストウェイへ到着したら、既に県道近くまで待機列が出来ていて少しビビる。なんとかサーキット内駐車場に停められて一安心し、自分と子供のバイクをそれぞれ調整してから、受付へ。

チームメイトのローランドさんや彩湖練メンバーと話をしつつ、子供のレースが9時からだったので、そちらへ移動。

周りの子が変速ありな中でシングルギアで挑む我が子。スタートで出遅れるものの折り返しまでに10人ほど抜いて「これは⁉︎」と思っていたら、曲がりきれずにまさかのコースアウト💦

ただ、戻ってきた本人は楽しかったそうなので、まぁいいかな。怪我しなくてよかった。

あと、某有名チームの息子さんと仲良くなったみたいでそのことを嬉しそうに話してた。「また会えるかなぁ」って言ってたけど、君がまた自転車レースを続けるならきっと会えると思うよ。

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というわけで、自分のレースに。


■目標

先頭集団でのゴール。順位としては一桁。


■想定していた展開

前方〜真ん中で後半まで我慢してら後は状況次第。とりあえず、有名チーム、昨年の上位選手の動きは注視。


■レース

彩湖練仲間および膀胱と協議の結果、トイレへの集団走行をしていたら、スタートのポジションが後ろから数列くらいになってしまった。

ローリング走行中で少しずつ前に出て、アクチュアルスタート。

前半は集団が大きく、前に出るのもリスクを負う気がしたので余裕がありそうな人の後ろをなるべく死守。走っているうちにある程度のギャップは1人で埋められそうな感じがあったので、周りが脱落していくのを待ってポジションを上げていくことに。

途中、集団内での落車未遂や他カテゴリーとの分断による集団による中切れなんかで少しパワーを使う場面があったけど、レース前の3日を完全レストしてたおかげか脚にダメージが来てる感じはなかった。今日のマッチの本数はだいぶ多そう。ただ、腰が30km過ぎから痛みを感じてたのでそこが少し不安要素。

レース中盤に入り、気づいたら先頭集団の最後尾だった。ただ、さすがに集団もだいぶスリムになってきていたので、坂を使って少しずつ前にポジションを上げることに。この辺は軽量級の強みか。

MATRIXのサポートライダーの轢きが終わった後は4時間エンデューロ組のRxさんがペースを作っていた様子で、前方を4時間カテゴリー、その後ろに数人の100kmカテゴリー、さらに4時間カテゴリー10人程度を挟んで自分や彩湖練ののびーさんたちという感じだったかと。できれば、同カテゴリーの第一集団に入りたかったので、ここもストレート直後の坂で強度をあげて前へ。

残り四分の一くらいで同カテゴリーは10人強くらいだった。そして、ARCCさんやMORE POWERさん、TONY RACINGさんあたりはさすがに残っている。みんな、純粋なパワーの絶対値勝負だと自分より格上のように見える。そして、のびーさんも集団にいることが何より心強い。

残り3周くらいの第5コーナーあたりで4時間組がスピードを緩めて100kmカテゴリーを先に出してくれた。ここからレースモードはさらに強まる。

10人くらいの集団でローテーションを回していたけど、少し譲り合いと牽制が始まって来ていたように感じたので自分がローテ先頭に入る際に、一瞬強度を上げてみたら後続が誰もついてこない。そのまま、6〜7倍で一つ目の勾配を駆け抜けて下りもしっかり踏んで登り返しを過ぎたあたりで、このままゴールまで単騎逃げを打つことを決意!

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※画像は練習仲間のじゅんさんに撮っていただきました。袖ヶ浦までわざわざありがとうございます!

自分の前にはモトしかいない状況で好きなラインを取れるのは非常にアドレナリンが出た。一方で、ただ頭はそこそこ冷静でラップパワー6倍くらいなら燃料は問題なさそうという計算もできていた。

残り一周になってもまだギャップはそこそこあるように感じたので、さらに加速。登り返したあたりでピンクと青のジャージが先程大きくなってきているように感じたので、少し不安を覚える。

第9コーナーを先頭で回ったもののホームストレートに入る前には完全に後ろにARCC白鳥選手が追いついていた。

自分が先頭のままスプリント勝負に。フェイントを入れながら白鳥選手が先に出たところを差し返すイメージを持ったが、動く気配はなし。残り200だろうか150mくらいだったか、こちらが痺れを切らして先に動いた。少しずつ相手が左から前に出ていくのが分かる。最後はハンドルを投げるような勝負になったけど、その差は鮮明に記憶している。

結局、0.09秒差で負けてしまった。


今でも悔やまれるのは、なぜスプリント勝負にしてしまったのかということ。追いつかれた時点で向こうも相当脚を使っていると考えられなかったことに猛省。結局、相手の土俵で闘ってしまい、経験、メンタルも含めて実力差を感じた。

ポジション取や展開への対応といった課題が出来たことが今回の収穫か。また、チームメイト、練習仲間ともに大きなトラブルなく終えられたことに安堵。また、みんなと切磋琢磨して次はもっといいレースを展開したい。今年はこれでシーズンオフに入るけど、ここからが来年のスタート地点。しつまかり目標と計画を立て来年の今頃には達成できているよう頑張りたい。

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