【解説編】#16「あなたはこのまま…」

　さて、なかなかに世界が大変な事になって来ております。こんな未来を誰が予想出来たでしょうか。こんな時にどんな詩(うた)をあげればいいのか…そう思って選んだのはわたしが大学生の時に実際にファーストフード店に入って思った気持ちです。

　こんな時だからこそ、らしくなくても他人の幸せを願ってみませんか？(日用品や食品の買い占めはやめましょう。(´-ω-`))

～fin

追伸：解説本文には流れ的に書きそびれたのですが、この詩のラスト「～ばかみたい」というのはこの頃読んだ村上春樹さんの『ノルウェイの森』のヒロイン、直子のセリフ「二十歳になるなんてなんだか馬鹿みたい(だわ)」に影響を受けてたのかなとも思います。『ノルウェイの森』は別に好きじゃないのですが、そのセリフはとても好きなんですよね(笑)。ノートにメモして何度も読んでいた二十歳のわたしだったのでした(笑)。ちなみに# 5でも『ノルウェイの森』から引用していますが、その時もあえて解説には書かなかったのですけど、そのフレーズが好きなだけで『ノルウェイの森』自体は「べつに…」(←)といったところなのでw。村上さんの作品は主に『ノルウェイ…』以前の長編と短編が好きです。でも元々は小説家を目指していたわたしが「詩でいいんじゃね？？」となったきっかけ(そのあたりは# 3の解説にも書いてあるのですが)を与えてくれたのは、実は『ノルウェイ…』なので(笑)、わたしの創作活動において多大なる影響を与えてくれた村上さんは、やはりすごい存在だな、と“わたしは”w思っています。