笑点 歌丸さんの卒業に想う

歌丸さんが来週で笑点を卒業する。

わたしが子どものころからずっと笑点でレギュラーを張り続けてきた人だ。

記憶にある最初の司会者は三波伸介さんで、わたしのなかでの笑点の司会者といったら、三波伸介のイメージが強い。

円楽さんや歌丸さんには悪いが、これはもう完全に刷り込まれているので、仕方がない。

歌丸さんは、三遊亭小圓遊と言い合いして、笑点を盛り上げているイメージもやはり強く残っている。

三波伸介さんや小圓遊さんが亡くなったとき、わたしはほんの子どもだった。

でもこのふたりが亡くなったのは、本当に悲しかった。

良く知っているおじさんが突然、テレビから居なくなってしまったのだ。

そして月日が流れ、円楽さんが居なくなり、林家こん平さんも出られなくなった。

今度は、歌丸さんか、というのが実感だ。

実は数年に、歌丸さんとお話しする機会があった。

わたしは、

落語以外に将来やってみたい仕事はありますか、

と質問した。

すると、歌丸さんは、力強い声で、

一生落語をやっていたいです。わたしには落語以外できません。

と答えてくれた。

歌丸さんは笑点の司会はやめても、一生落語家を続けて、お客さんを笑わせてくれるだろう。

そうあってほしいと願わずにはいられない。

おわり

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