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素女子でいいじゃないか。

こんにちは。外へ出るとすぐに手が霜焼けになってしまい、これからの真冬に怯えている今日。暖かいことにありがたみを感じます。

最近、図書カードをゲットしたので、図書館を無駄にはしごしてみたり、個人スペースで黙々と読書しています。だいたいの本は読むことができるので、興味のない本でも気軽に読めるのが良いですよね。

小説を読もうと思うのですが、私にとってはどれも分厚く、1冊読むのに結構な時間を要します。しかし返却日というプレッシャーがあるので、ダラダラしている暇はない、とにかく読書。つまらなかったら、すぐ返却します。

そんな感じで読書のペースは落ちていますが、速読は好きじゃないのでマイペースに進めていきます。

では、読んだ本の紹介と私独自の感想です。

60、『レズビアン短編小説集』 ヴァージニア ウルフ (著), 利根川 真紀 (翻訳)

第75回〈S.B.C〉朝活読書会』にて紹介。
レズビアンのアンソロジーはあまりないみたい。19〜20世紀の作家が多く集まっている。だいぶ昔から同性愛はあったのだということをまず知った。小説の内容も自身の思いを主人公にのせて書かれているが、社会的には相当タブー視されていたことで、主人公や情景が読み取りにくく、内容は難しく感じた。著者たちは読者のことも考えながら、それでも伝えたいことを表現しようとしていた。
小説は分からなくても、30ページ程の解説章で時代背景や当時のレズビアン作家についても説明されているので、学びになった。

61、『才能を伸ばすシンプルな本』 ダニエル・コイル (著),弓場 隆 (翻訳)

第77回〈S.B.C〉朝活読書会』にて紹介。
アメリカでベストセラーになっているみたいで、友人に勧められたので翻訳版を読んでみた。生まれつきの才能や能力がなくても、1万時間以上の練習をこなせば、一流になれるという考え方。

プロスポーツ選手になった友人が、両親は一般の素人だったが、幼い頃から休み時間も友達と遊ばずに、ストイックに練習をしていた話を聞いたことがあり、練習量が実力に比例することは納得できた。

翻訳されているからなのか、わかりやすくポイントだけまとめられている感じがして、深い学びは得られなかった。
英文でも読書できるようになったら、頭に入ってくる内容も変わるんだろうな、と思うけどそこまでの根性は私には今のところない。

62、『カラス学のすすめ』 杉田昭栄(著)

昔からカラスが苦手過ぎて、相手ことを知れば少しは愛着が湧くかもと思い、本屋で立ち読み。極論、まだ愛着はこれっぽっちも湧かない。

カラスの1日は早朝、陽が昇る前から始まり、1日5kmくらいの距離を飛びまわり、せっせと食料を探す仕事をする。1日の移動距離は私と同じくらいだから、意外と少ない。

夕方にはビルの屋上や林の中にある自宅に帰る。そこからは自由時間で、毛繕いしたり、じゃれあったりして過ごす。カーカーと呼び合ったりもする。

カラスは人間を襲うイメージがあって怖いけど、人を襲うのは親カラスが子どもを危険から守るための行動。ひな鳥がだんだん成長してきて、運悪く巣から落ちてしまった時、親は助けずに側で見守ってくれる。落ちてしまったひな鳥の近くを、人間が知らずに近くと、踏むな!という意味で攻撃してくるらしい。
もし襲われたら、ひな鳥が近くにいるんだと認識し、毅然とした態度でいることが大切と書いてあるが、そんな落ち着いてはいられない。

研究者から見て、カラスの良いところは、害虫駆除や動物の死体を片付けてくれる、という点くらい。人間とカラスが平和に共存することはまだまだ難しそう。

63、『読む薬』 五十嵐良雄 (著), 日本読書療法学会 (監修)

地元の本屋さんで目に入ったので久々に本を購入。「日本読書療法学会」を初めて知った。読書はやはり良いことしかない。ストレス解消や精神的障害においても効果があることを、研究結果が述べている。特にフィクションの文芸小説は、共感力や読解力を身につけるために最適だと。

英語で読書療法は「Biblio(聖書)Therapy(セラピー)」という。
先進国の中ではイギリスが発展しており、実際に医師と図書館が連携していて、医者が本を処方するシステムがある。アメリカやオーストラリアでも広まってきている。イスラエルでは、読書療法家が国家資格として認められており、様々な機関において読書療法が進んでいる。

そして、日本はというと、少年院や精神科での読書療法は1960年代からあるが、最近では取り組みが減退しているそう。今後の日本において、社会活性化を進めていくためには、読書が必要となってくるのではないか。

最後に、私のどうでもいい話。

引きこもってるだけなので、そろそろネイルオフしようかなと思ってた。でも、人と会う時に高頻度で「ネイル可愛いですね!」って言ってもらえて、もちろん嬉しいし、そこから会話のきっかけになることが多い。意外と人の手を見ている人って多いのかなあ、と思ったり。
それに、最近はすっぴん眼鏡に完全防寒して、芋っぽい格好なので、ここでネイルオフまでしてしまったら、純粋な芋女になると思った。(芋女の意味はよくわからない、なんとなく使ってる。)

そういうことで、美容院に行って、ネイルも可愛くキラキラにしてもらった。いつもネイルは友人にお願いしている。
なぜかって気になる人はいないと思うけど、一応言っとく。毎回ネイルデザインは自分で考えてなくて、その瞬間の気分で全く変わってしまうから。知らないお店の人だとあっちいったり、こっちいったりで申し訳なくて。気の知れてる友人に私好みに合わせてもらってるってとこです。

なんか、マイペースと自己中心って似てると思うんだよね。私はどっちにも当てはまるけど、それが個性だから周りになんと言われていても気にならない。
自己中は嫌われるとかよく聞くけれど、嫌う人と関わってるからそう思うだけなんじゃないかな。よく分かんないし、どうでもいいけど。素女子でいいじゃないか。

以上、芋女にはなりたくない話でした!


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


MAKO

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