指先の街

この街は、僕の感覚で言うと

『まーまータイプの娘とセックスする感じ』です

寝ようと思えば寝れる

そんな感じです

そこに愛とか心の温もりとか感じれなくて

お互いの同意の元、行為をしている

まじダッチワイフ

でも、確実に存在いていて

SNSで

『あーやりて』って書くと

『やろう』って返ってくる

こだまみたい

指先一つで子供ができちゃうし

制服を着たうさぎちゃん達が好奇心でサクッと抱かれちゃう

世の中です

何者にもなれなくて何者かになりたくて

夢を見て訪れたけど実は、そんなに特別じゃなくて

夢の為にとか成長の為にとか自分に言い聞かせながら

仕事をそつなくこなしてるけど

実は、心の底から笑えてなかったりして

いつも笑ってるんだから仕事以外笑わなくていいでしょ

とか思っちゃうけど実は、見られてるんです

そのしんどそうで毎日のルーティンの歯車を受け入れたその顔

でも、誰かとつながってたくてならない携帯眺めたり

埋まらない何かを埋めたくて

特別な何かになりたくて

綺麗な心をけがしたくて

傷つきたくて初めてあった人に裸見せちゃうし

自分は、特別なんだとか思ってるけど実は、みんな経験してて

みんな同じ顔してる

一人孤独そんな悲劇のヒロインかわいい自分

思いつつ今日も駅ですれ違う誰か

広告、携帯サイトに目を泳がせながら

指の先から切れそうな興味をクモの糸の様にめぐらせて

周りと指先が少し触れる距離で付き合って

曇りの日みたいな陰湿な空気と匂いが好き東京