手放す練習をしよう

前提として、今回の内容は主に20~30代の若者向けに書いている。

現代日本は、がんじがらめに縛り付けられた鎖社会だ。
そこで、僕らは個人単位で縛りから抜け出す必要がある。
何より、まずは「お金」に縛られて生きるのはやめよう。
そこからスタートだ。

20~30代の僕らは子供の頃から、資本主義を生きてきた。
競争やお金という価値について子供の時分から強い影響を受けてきた。
これは誰のせいでもないし、政治家でも、親でも教師でもない。
世論の、いわゆる風潮によって生まれた必然的な価値観だったのだ。
昭和後期とか平成初期、1990年代当時の時代では正しかった。

現代ではこの価値観で、苦しむ人が非常に多いと思う。

それはなぜかと言うと、2000年からの20年間で、
ネットの普及や世界規模の国際化が進んだためだと僕は思う。
そういった状況変化によって、世界の状況を見る機会が格段と増えた。
今、なぜ僕らが生きづらいのかは、グローバリズムと日本独自の価値観で
ズレが生じているためではないか。
その違和感を感じることができて、生活をしている人間にとって
現代の日本はとにかく生きづらい社会だと僕は感じる。

簡単にまとめると、
「2020年を生きる僕らは、1990年の日本で生きている。」と言える。

なぜこうなっているのかと言うと、
それは、1990年を必死に生きてきた人が今の日本のパワー層となり
動かす力を持っているからに他ならない。
彼らにとって自分の生きやすい日本を作ることこそが、
彼らなりの防衛手段なのだ。
よって、僕らは自活手段を持たない限り、従属して生きていくしかない。

日本は世界的に安全で平和な国なのはまず間違いない。
きっと世界でナンバーワンの平和で、治安が良く、安全な国だ。
カフェでパソコンを放置しても、盗まれないのはこの国ぐらいだろう。
(みんな、放置しすぎだろう。)
平和で安全な日本を作ったのは正に彼らの功績だ。それは讃えたい。
しかし、僕らは安全と引き換えに大切なものを失っている。抵抗心だ。

僕なりの戦略について話そう。
「競争・資本主義社会」から「個」で抜け出すことだ。
その方法は、簡単だ。いますぐ始められる。
「お金なんてどうでもいい」
「競争なんてどうでもいい」
毎日、自分の言葉に出して発するだけだ。
独り言でいいし、言葉にするのも恥ずかしいなら
頭に思い浮かべるだけでも良い。
人間というのは不思議なもので、毎日嫌いだ嫌いだと
頭で考えているだけで本当に嫌いになっていくものだ。
お金を嫌いになれとは言わない。生活するには最低限必要だろう。
ただ、お金に囚われた価値観は手放してしまった方が、人生は楽だ。
お金稼ぎにあくせくするほど、人は縛られていく。
ついでに、競争とか私欲も手放したほうがいい。
全部、安全平和という檻の中で生きることと引き換えに与えられた
メイドインジャパンの価値観に過ぎない。
僕らは「欲」という幻想を追って生きていく上じゃ、一生自由になれない。幸せになれない。

「金なんてどうでもいい」
その一言から、自由に向かう第一歩になる。
浪費しろってことじゃないぞ、節約はしよう。

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