演劇の発展

寺院は、どんどん衰退していく一方です。有名でない、土地を持っていない、檀家さんがいない。
そういう理由で、地方からどんどん無くなっていくことが懸念されています。何百年と続くお寺を残すのは、大変な努力が必要です。

さよならキャンプが旗揚げ公演をした、天王山安楽寺さんは、今、大変な努力をされています。もちろん演劇はうちらが初めてだったそうですが、お寺の可能性を広めてくれたと喜んでいただけました。
二ヶ所めのSCCさんも、演劇は初めて。色んな人に、色んなことに使って欲しいと仰ってました。
今度の新郷小学校も、同じく色んな分野での関わりを求めていた方々でした。

昔からある場所、新しくできた場所、もう使われなくなった場所。色んな場所があるけれど、そこで演劇をするということで、その場所が別の空間になります。その場所を知らなかった人も、演劇で知ることができた。
そんな可能性を持っているかもしれません。

しかし、僕は演劇のおかげで、場所が知れ渡ったり、盛り上がったりするわけではないと思います。逆もまた然りで、私たちも、元々その場所を知ってる人たちに知ってもらうことができているわけです。演劇を固定した場所でやっていては、知られなかった人たちにです。

演劇が、これから発展していくか、衰退していくかわかりませんが、やる以上発展していくように、力を注がないといけないと思っています。そのために今後、演劇が発展していくためには、たくさんの場所と共存していかなければならないのではと思います。場所だけではない。演劇に関わる全ての方々とです。
演劇をやる側から積極的に、外部と関わる。それが演劇の認知度を上げて、演劇の良さを知ってもらう方法なのだと思っています。

また、演劇と教育。演劇と企業など。演劇が子どもたち、社会に出た大人たちと、広まっていく雰囲気はありますが、自分が見ている現実はそうでもありません。演劇をしている大人たちが、裾野を広げる視点で動かなければならないのではないか。そんなことを最近は思います。

つまらない話になりましたが、僕の決意のようなものなので、ネット上に置いておこうと思いました。

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