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番外編:売れる表紙のつくりかた。(実例)

中山マコトです。
番外編ですが、とても重要なはなしをするので、
少しだけ、おつきあいください。
僕の著書の中でも1、2を争うくらい売れた本がこれです。


で、この本をリリースする際に、僕と担当編集者は
メチャクチャ工夫をしました。
脳みそがあふれ出しそうなくらい、考えました。

何を考えたのかと言うと、表紙で買わせる工夫をしようと思ったんです。
何故なら当時はまだキャッチコピーの重要性が余り知られておらず、
どの程度のマーケットがあるかが分からなかった。
だから先ず
「表紙で引きつけて、コピーの重要性に気付いてもらう」
と言う作戦です。

最初に考えたのは、表紙の色です。
この本には”バカ売れ”という言葉が使われています。
僕、中山マコトの代名詞、トレードマークの様な言葉です。

で、バカ売れは、とてもめでたい言葉ですよね?
だからまずはめでたい色にしたいなと考えました。
僕が主張したのは金色でした。
ですが、当時は印刷の技術の都合で、金色はリスクがあったのです。
そこで編集者は、金色の様なイメージを持つ、発色性抜群の黄色
を提案してきました。
それがこの色です。
なかなかに目立ちます。

で、次に、めでたいついでに、タイトルの文字と言うか、
ロゴをめでたいイメージにしたいね!となり、
タイトルを袋文字にしました。
これでタイトルがかなり強調されました。
タイトルの色は、黄色に負けない、ある種、下品なくらい強烈な
ショッキングピンクを使いました。
気取っている場合じゃありませんから。

次いで、稼げるイメージを感じてもらうために、
お金が降ってくるイラストを入れました。

で、この本、巻頭の20数ページに実はカラーを使っています。
いわゆる巻頭グラビアです。
これは雑誌から拝借したテクニックです。
今もそうですが、当時は巻頭水着グラビアとかで雑誌を買う人も
多かったんです。
中味はともかく、巻頭カラーグラビアを使えば、そしてそれが即、
パクれるページになっていたら、それだけで買いたくなる人がでるだろう!
そう踏んだんですね。
巻頭カラーグラビアはこんな感じです。

こうした事例が13例、載っているわけです。
これ、正直、かなりの魅力だと思います。

が、そこでひとつ問題が生じます。
その問題とは・・・
「この本、カラーページがこんなにあって、高いんじゃないの?」
と思われるのではないか?と言う問題です。

で、僕達は、一計を案じました。
高いんじゃないか?と思ったら、価格のところを見るよね?
で、クルッと本を裏返して、値段を見る瞬間に工夫をこらそう・・・と。

僕が出したアイディアは、僕の知り合いの作家達に
推薦文をもらうことでした。
みんな快く引き受けてくれました。
そしてその推薦文を、裏表紙の一番下から、
値段の真下近くまで7人分、
積み上げたんです。
通常だと、推薦文は帯の中に入れるのが普通です。
ですがそれだと、値段表示の位置までは遠い。
それじゃ意味が無い。
7人分の推薦文を使うのがポイントなんです。

確かに、7人もの仲間達に依頼して、キツいスケジュールの中、
推薦文をもらうのはちょっとした苦労ではありましたが、
でもどうしても!と頑張りました。

つまり、価格を見た人が、1500円?意外と高くないじゃん!
と思った瞬間に、その真下にある推薦文に眼を向ける。
で、だ~~っと目線を下げると、名前を知っている人の推薦文が
並んでいる、と言う仕掛けです。

これで、僕と編集者の企みはすべて組み込まれました。
結果、決して、これだけが原因だとは思いませんが、
この本は発売、即、重版がかかり、
以降何度も重版を重ね、大ヒット作になったんです。

このように、人の心理を読んで、出来る工夫をする。
それだけが僕たちが出来ること。
商品を売るのにはオカルトもなければ、アイコンタクトもない。
売る側、作る側が仕組んだ、仕掛けた通りにしかならないんです。
予算とか、労力とか、あるいは時間とか、制限もあるでしょう。
でも、その条件の中でやれる事をやる。
出来る事をする。
その中にしか成功の糸口は見えてこないのです。

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