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kindle出版もnoteの投稿も、多水路で行こう!

中山マコトです。
今日はマーケティングに類するテーマで、しかも長いです。

僕が提唱している理論の中に、多水路理論と言うのがあります。

多水路。

読んで字のごとく「多くの水路」です。

ではここで言う水路とは一体なんでしょうか?

それは・・・お客さんとかお金が流れ込んでくる道のことですね。

普通、商品って「お客さん」と言うひとりの相手が買ってくれますよね?
お客さんはお客さん。
それ以上でも以下でもないと言うのが一般的な考え方です。

が、実はお客さんと言うのは一種類ではありません。
色んなタイプの異なるお客さんがいて、それらの集合体がお客さんなん
です。

で、その「色んなタイプ」と言うのがクラスタと呼ばれるモノです。
要は「塊(かたまり)」とか「集まり」と呼ばれるものですね。
新型コロナウイルス騒ぎで使われていたクラスターがまさにこの意味です。

で、よ~く考えて欲しいんですが、仮にあなたに 1000 人のお客さんがい
るとして、あなたがみかんを販売しているとしましょう。
で、そのみかんが売れる。
さてその時、1000 人全員がそのみかんを買ってくれるでしょうか?

いえいえ、まさかそんなことはあり得ませんよね?

お客さんの中には「みかんはちょっと・・・」と言う人もいるだろうし、
「お歳暮でいただいたばかりだから、今はみかんは要らないな」と言う
方もいる。
他にも様々な理由でみかんを買わない人がいるわけです。

言い換えると、みかんを買う人と買わない人に別れ、尚且つ、みかんを買う
人も「色んな理由から買う人」のクラスタに別れ、買わない人も買わない
理由ごとにクラスタがあるわけです。

つまり、商品やサービスが売れると言うのは、「その時にたまたま買って
くれた人」と「様々な理由でその時買ってくれなかった人」に分かれるわ
けです。

この様々な理由は、商品やサービスによってその都度違います。

昨日はみかんを買わなかった人も、今日は「お客さんが来るから買おうかしら」となる事もある。

で、売っている側のあなたには、お客さんが今、どのクラスタにいるかは
見えません。
だから、それを予め想定して商品やサービスを売らなければいけない。
この「想定する相手」が、実は「水路」なんですね。

ちょっと分かりにくいかもしれないので、具体的な例を使って説明しま
しょうか。

ECC と言う英会話教室の老舗企業があります。
ここからは僕の推測ですが、ECC はそもそもビジネス英語や日常会話を教える教室でした。

で、仮にその事業が行き詰ってきたとしましょう。
その時、色んな手が打てるわけですが、仮に「多水路」を意識するとどうなるでしょうか?
どんなクラスタが想定できるでしょうか?

例えば英会話と言えば、どことなくビジネスに必要な大人のためのモノ、
と言う印象はあるでしょう。

が、そこを「これからはグローバル社会だから、子供にも小さいころから英語を学ばせておきたい」と考える親も多いのではないか?と考える。

だとすれば、これまで蓄積して来たノウハウを活かして、子供向けの英語教室をやってみてはどうだろう?
子供はなかなか家を出て学ぶのが大変だし、親御さんも送り迎えや付き添いも大変だから、自宅で学べる通信教育の仕組みを導入したらどうだろう?

そう考えるとECCキッズと言う子供向けの英会話教室という発想が出てきます。

この「子供向け」と言うのが水路です。
単にお客さんを「お客さん」とだけ捉えていては生まれてこない発想です。

また、これからは高齢化社会だけど、会社をリタイヤした人達は旅行に行きたがるんじゃないか?
だとしたら旅先でちょっとした英会話ができる「高齢者のための、簡単トラベル英会話」と言う発想も出てきます。
この場合は、「リタイヤして時間とお金のある、旅行好きのシニア」と言うのが「水路」です。

こうして考えると水路は無限にあると思いませんか?
そう、無限にあるんです。

が、無限にあるそのすべての水路がビジネスとして成立するか?と言えばそれは分かりません。

分かりませんが、必ず「当たる水路」はあるんです。
それをいくつも持っていればビジネスは鬼に金棒です。
複数あるからこそ、安心して新たな水路を開拓する事が出来ます。

一個しか水路が無ければ、それが閉ざされてしまえば他に行き場がなくなります。
だからこそ、水路は沢山持っていた方が良いし、新しい水路を常に開拓し、増やしておく方が良い。

これこそが多水路なのです。

kindle出版に際して僕が、「ターゲットを変えて複数の本を出しましょう!」とアドバイスをするのも、その意味ですし、noteを書いている人に、「大くくりのテーマをいくつかのサブテーマに分けて、そのサブテーマごとに記事を書き分けてみては?」と言うのも同じ理由です。

もちろんメインの大きな水路を築き上げることは重要です。
柱が無ければビジネスは厳しいです。

ですがその大きな柱だけに依存すると、その柱が折れたときに立ち行かなくなる。
それでは危険すぎます。

出版もnoteも多水路の時代です。

もちろん柱は必要ですし、水路は大きい方が良い。
ですが先ほども話した通り、世の中は変わります。
昨日までの大きな水路が一瞬で閉ざされることが有る。

だからこそ、いくつもの水路を具現化する動きは忘れてはいけないんで
すね。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
まだまだこれからも書いていこうと思いますので、ぜひまた読んでください。
明日もお待ちしています。

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