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損切りの重要性

株式投資で長期にわたり利益を出し続けていくためには、損切りが非常に重要です。
初心者によくあるのが利益が乗っている銘柄は、数パーセントの利益で満足してすぐに売却してしまうのに、損をしている銘柄をダラダラと持ち続けてしまうというのがあります。
あるいはさらにその銘柄をナンピン買いしてしまい、損失を拡大させた上に耐えられなくなって売却というパターンで傷口を広げてしまうこともあるでしょう。
私がある60代の個人投資家に「投資で一番大切なこと何だと思いますか?」と尋ねた時、「損切りができるようになることだよ。」と言われたことがあります。その投資家曰く、彼自身も経験を積んでもやはり損切りが上手くできないとおっしゃっていました。このことから、やはり損切りというのは経験を積んだ投資家でも多少なりとも不快感を感じるものであることは、事実として受け入れるしかないと思います。

以下は、パンローリング社から出版されている「ミネルヴィニの成長株投資法」から引用した図になります。

損失が大きくなるほど累積的に損益ゼロまでに必要な利益が増えていくことが分かるでしょう。その点から、つらくても損失は10%以内に抑えたほうが賢明だということがお分かりいただけると思います。
また、ポートフォリオを整理する際は、損失が大きい銘柄から切っていくというやり方が教科書どおりの手法です。
はじめは損切りすることに対して、つらい気持ちになると思いますが、慣れてくると少しずつ機械的に損切りができるようになってくると思います。


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