日本語学校Workers

日本語学校歴10年の学生募集課の課長。日本語学校の学生寮管理、総務、生活指導、入管業務…

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日本語学校歴10年の学生募集課の課長。日本語学校の学生寮管理、総務、生活指導、入管業務、人事、学生募集担当を歴任。 より多くの方々が日本語業界に関心を持って頂ける様、様々な情報を発信しています。 HP: https://nihongogakko-workers.com

最近の記事

留学生は在留期間更新中にアルバイトは出来る?

現在、日本語学校をはじめ、専門学校や大学に通う留学生の多くが飲食店や物流企業でアルバイトをしています。 日本国内に6ヶ月以上滞在する留学生には在留カードが発行され、この在留カードが日本滞在許可証明書となります。 この在留カードには、在留期限が有り、期限を超えて、引き続き滞在するには在留期間を更新しなければなりません(ビザ更新)。 日本語学校で働いていると、留学生のアルバイト先の方から、 この在留期間更新中にアルバイトは出来ないの? という質問を時々頂く事があります。

    • この仕事をやってて良かったと思う瞬間

      私は、9年前に日本語学校事務、学生募集担当のキャリアをスタートさせ、今日に至るまで学生寮管理、総務、生活指導、入管業務、人事、学生募集担当等様々な事を経験してきました。 改めて自分の9年間のキャリアを振り返ってみて、この仕事にやりがいがあったからこそ、9年間も仕事を続けられている事を実感しています。 特に日本語業界は、新卒、既卒の方々が利用する大手求人サイトに求人が掲載される事も多くなく、就職先の業界、業種としてはかなり閉鎖的な業界と言えます。日本語学校で働いていますと言

      • 日本語学校事務員は稼げない?年収を上げる為に必要なこと

        「日本語学校職員は稼げないよ、好きな人じゃないと続かないし、食べていけない。」 私が日本語学校業界に入る前、日本語教師養成講座を受講している際、業界の先輩や先生方からよく言われました。 正直なところ、日本語業界の給与水準は低いのが現状です。以下、私がTwitterを通じて実施したアンケートの集計結果になります。 このアンケートから、8割の方が待遇の改善を求めている事が分かります。 そして、「日本語学校職員は稼げないよ、好きな人じゃないと続かないし、食べていけない。」と言

        • 就職活動中の方必見!自分の好きな仕事に就きたいなら覚悟を決めよう

          「自分の好きな仕事がしたい」これから就職をする人、転職を考えている人達の多くが「自分の好きな仕事をしたいな」と一度は考える事と思います。 しかし、現実は甘くありません。世の中で自分の好きな仕事をしている人の割合は少ないのが現状です。好きな仕事をしている人は一般的に3割くらいだと思います。実際には多くの人々が妥協したり、嫌々生活の為に仕事をしているのです。 私の場合、大学生の頃から国際関係学を勉強していた事もあり、「将来、日本に来ている外国人をサポートする仕事がしたい」と考え

        留学生は在留期間更新中にアルバイトは出来る?

          学生募集担当が必ず経験する量と質の選択

          学生募集担当者がある程度業務に慣れてくると、ほぼ必ず量と質の選択に迫られます。 量(経営者から担当に課される募集予定者数の達成) 質(日本語力、学習意欲、経費支弁能力が高い応募者の募集) 経営者は適正運営、毎年の事業計画達成の観点から、必ず募集予定者数を決め、学生募集担当に毎期の人数達成を課します。これは経営の観点から見れば、当然の事です。 しかし、募集はそんな簡単ではありません。募集予定者数に対して、全て質の高い完璧な応募者が来る訳ではないからです。 質を求め過ぎ

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          留学生が来日するまでのプロセス

          近年、日本に在留している留学生は、延べ20万人以上となっております。そんな留学生ですが、日本へ入国するまでに様々なプロセスを経て、来日している事をご存知の方は少ない事と思います。 そこで今回は留学生が日本語学校に入学するまでの過程をご紹介します。 1.在留資格認定証明書申請まず、6か月以上の長期日本留学を希望する外国人は、入学したい大学や専門学校、日本語学校が来まったら、在留資格認定証明書(COE)を申請しなければなりません。 在留資格認定証明書の申請先は、日本国法務省

          留学生が来日するまでのプロセス