見出し画像

#4 素晴らしきおそロシアミュージック (Russian Hardbassの英詞翻訳 & 考察)


「ロシア」と聞いて

みなさんはロシアと聞いて、まずなにが思い浮かぶでしょうか?

冬季は気温氷点下-40°超えからの、ウォッカ一気飲み?

コサックダンス?

金髪美女?

いや、わたしはみなさんより1歩どころか10歩くらい先を行ってます。

どう先を行ってるかって?

おそロシアミュージックを知ってしまったのさ!

おそロシア

そもそもに、「おそロシア」とは一体?

それはとりあえずこの動画を観ていただければわかると思います。

おわかりでしょうか?

ええ、実にクレイジーです!!!

おそロシアの人の財布

わたくしもバンドで過去にヨーロッパにツアーにいったことがあり

とあるチェコはプラハのバーで飲んでいた際に

わたし、ロシアからライブ観にきたの!あなたのバンド、すごくよかったわよ!奢ってあげる!

と、しこたま飲ませていただいた挙句、その方は俺の2倍のアルコールを飲み朝まで踊って騒いだ挙句、しれっと帰っていた記憶があります。

極め付けに、その人の財布がほんとにヘンテコ

この画像のリストバンドにめちゃくちゃトゲトゲの鋲をつけたような

実にメタリックなものにクレジットカードをしまっていたのを鮮明に覚えています。

おそロシアミュージック

それはさておき、わたしはとても素晴らしい音楽を耳にしました。

その名も

"RUSSIAN HARDBASS" =ロシアン・ハードベース

まずはお聞きください

ク、クセになるううう

いかがだったでしょうか?

自分は、初見というか初聴は

「ダサ!!!」

と言った感じでネタとして聞いていました。

しかし15分くらい経ったころに

「あれ・・・耳から離れないな・・・もう一回聴いてみよう」

といった調子で、気がつけば毎日、日によっては朝から聴いてしまっている次第です。

パンチラインの応酬

ロシア訛りで歌われる歌詞も

0:12〜

"トラックでハイスピード ウォッカはノーリミット"

あの〜・・・

"ポルノハブでわたしを観て シベリア〜パリで乗換えして"

あの〜・・・・・・

0:38〜

"きみはセクシーなロシアン・ガール、僕の車でダンスしよう"

"ファイヤーボール(アメリカの大学生が飲むフレーバーウイスキー)をショットして飲み干そう"

"夜通し踊る、ギャングスタの楽園"

"マジでハードベース、KAMAZ (ロシアのデコトラみたいなやつ) に乗ってロシア流のパーティー!"

ありがとうございます、最高です!

RUSSIAN HARDBASSの成り立ち

wikipediaによると、

わかりやすく訳していきます。

1990年後期にロシアを発祥とした、エレクトロ・ミュージックのサブジャンル。イギリスのハードスタイル、ハードテクノに影響を受けている。BPM 150-175を基調とし、DONK(シンセサイザーの音色の一種)や独特なベースライン(ハードバウンスという名でも知られる)、歪んだ音使いにヘヴィなバスドラム、ときおりラップが挿入される。

ということでした。

しかし、このジャンルを紐解くには次の項目が重要です。

GOPNIK (通称:ゴプニキ)

こちらもwikiより

簡単にいうと、ロシアをはじめとし、ウクライナ、ベラルーシなどかつてのソヴィエト連邦周辺国家にみられるヤンキーもしくはゴロツキ。

以下のようなファッションに身を包んだスラヴ系の人種で、

郊外の団地に住む低所得の方々を指す言葉だそうです。

英語でいうところのRedneck的な。

2010年あたりを境に若者たちからこの文化は寂れていったが、まだロシアやバルト三国などスラヴ系の人たちには居るようです。


特徴としては

・ベレー帽 or キャスケット帽

・とにかくアディダス!!上下とも!!

・とんがり革靴

・うんこ座り

・変な踊り

・謎の茶色い酒瓶

・ケンカっぱやい

・タバコ

・拳銃 (時にAK-47)

といったわかりやすい見た目をしています。

同じような見てくれの男女と公園や廃墟、草むらなどでたむろし、酒瓶片手に円になって踊る酔っ払いの人たちです。

どうやら2ちゃんねる〜ニコニコ動画が盛り上がっていた頃は、それこそ日本でもインターネット・ミーム的なノリで人気があり「ゴプニキ」という呼称で親しまれていたようです。

ウンコ座りの由来

いまどき北埼玉・群馬あたりでも見ることができないくらいの

鋭角なウンコ座りを披露している皆さんですが、

コレは、ロシアの囚人が牢獄でお尻を床につけて座ると

お尻が凍ってしまうのでウンコ座りすることでしのいだ姿からきているそうです。


インパクト大なMVたち

基本的にこのジャンルは音楽だけでいうと金太郎飴的に

切っても切っても同じといったように似通ったものが大半です。

しかし、YouTubeを代表としてインターネットに公開されいてるものが

どれもこれも非常にインパクト大なものが多いのです。

もはや、映像ありきで楽しむもの、と勧めていいくらいに。

まずは真打、ゴプニキが主役を張るこの曲

"おっぱおっぱ、ぴたっら〜”

とりあえず顔が怖すぎる。

さっきのKAMAZって曲に出てきたネーチャンがメインボーカルの曲

Loliってアーティストネームなのかな?鬼のようにキャッチーです。

ロシアン・ジャーマン・ハードベース

"俺はアメ車さ、ビールを燃料にして走る

ビールは俺のエナジー、ビールは俺のスキル

嫁はビール、マジだぜ”

完全にネタにしてるでしょう!

おわかりでしょうか

この人たち、自分たちのことよくわかってますね。

日本に例えていうならば、

”俺らは北関東のゴリゴリヤンキー

刺繍入り特攻服着てCBXふかしてドンキの駐車場で踊るぜ〜"

みたいなちょっと古い文化を自虐どころか開き直ってやってるジャンル。これは完全にあざといです。

いやあ〜ロシア行ってみたい

かのピエール瀧さんも、ご自身のYouTubeチャンネルの企画で

ロシアの極南、日本から最もアクセスしやすいことで有名な

"ウラジオストク"への旅行記を公開してますね。

個人的に、本場のロシア料理とかロシアンビールも気になっているので

是非海外旅行ができる状況になったら遊びに行ってみようと思っています。

読んでいただいてありがとうございました!スパシーヴァ!

楽しいと思っていただけたら、是非いいねもお願いします!

Спасибо / Thank you / ありがとう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?