夏にマラソン

マラトンの戦いでアテネの勝利を伝令した人間がマラトンからアテネまで42.195kmを走り勝利を伝えた後に死んだといういきさつで五輪にマラソンが種目として入ることになった。
1912年のストックホルム五輪でも夏にマラソンで高温により脱水症状で選手が死んでいる。札幌はミュンヘンと緯度が同じでストックホルムはミュンヘンよりも北である。札幌の夏が果たして涼しいかというと必ずしもそうでもない。夏にマラソンというのは死人が出るよ。
ロサンゼルス五輪1984でも女子マラソンで選手が脱水症状で死にかけていた。開催したのはロサンゼルスの夏である。マラソンを夏にするとそういうことになる。札幌もそうなるだろう。
過去に何例も夏にマラソンを催して死人や怪我人を出してもなおまだ夏にマラソンをやろうとしている。
東京五輪を10月に開催するだけで全てが解決するので1964年の時は東京五輪は10月に開催したのである。
8月よりは10月の方が多少は東京も涼しい。
東京五輪2020を10月開催に変更してはどうか。マラソンも東京で行えるしそれなら。
それとも五輪は生贄が今でも必要だというのか。

追記 2021年5月29日
東京五輪2020は感染症パンデミックで1年延期されて開催を強行しようとしている。
五輪参加者には開催中の競技参加中に死亡しても自己責任であるという同意書をIOCが出してきており、やはり夏季五輪で高温の中競技すると命は危ないとIOCも認識しているので責任逃れをしてきたようである。