スーパーカブ

私はこの作品をアニメで最初に鑑賞してから原作を読み始めた後発組です。
印象的で要所を押さえた感想を書いている人がいるのでそちらとは違う切り口でどのようにこの作品に魅了されたかの理由と経緯を記します。
まず、本田技研工業が協力監修したアニメはとにかくカブの描写が精緻で美しい。
風景描写が鮮やかで色彩や彩度のメリハリがあって美しい。
人物描写や感情表現が必要最小限の表現で濃く描かれていて美しい。
アンチの沸いた二つの描写、原付二種2人乗りと椎のレスキューですが、君たち、フィクションも楽しめないパサパサな心をしてるのかな、そう思いました。
そしてなにより印象的だったのは音楽です。ピアノ曲やクラシック。普通深夜アニメでこういうNHK深夜の映像と音楽だけの休止時間放送のようなものを作ったりしないです。深夜に見るのが断然オススメです。
そして原作者のトネコーケン氏はTwitterでとても饒舌な人で、メンションに気軽に応じる気さくなおじさんです。
そして出演声優たちや推しをはじめとする主な舞台となりアニメ聖地となり巡礼客を迎える気持ち満々な山梨県北杜市や鎌倉のホテルなどのTwitterアカウントたちの発信。
盛り上がった理由はこの作品が美しい仕上がりだからで、原作を読み始めると原作とアニメ双方に違う魅力が分厚い。
すっかり楽しんでおりました。
しかも私、関西在住なので水曜日KBS京都と木曜日サンテレビの二回見てました。耽ってますねえ、大丈夫ですか。
という近年にない、いい作品をリアルタイムで見届けられて感謝しています。
最後にもう1つ。アニメ見たら原作の小説と漫画欲しくなったので地道に小遣いを溶かしていきます。