映画館

るろうに剣心雪代縁編を妻と観に行った。
一連のエピソードの実写版映画が完結する見通しである。6月に最後の話、一連のエピソードの一番最初、雪代巴編にて終わる。
原作では雪代縁編の後に北海道編が語られており、その話を今後実写版映画にするときに余地を持たせるには、雪代縁編を語った後に雪代巴編を語ることが流れを向けやすい。
実写版映画の雪代縁編と雪代巴編は難産であった。
去年公開する予定だったところに緊急事態宣言が出されて公開が1年延期になって今回雪代縁編を公開した2日後に3度目の緊急事態宣言が出される。

テーマパークやイベント会場や映画館や博物館というのは不特定多数の観客があって初めて成立する。
行政機関はテーマパークとイベント会場に無観客開催を要請した。映画館や博物館にも休業要請をしている。休業を決めた映画館や博物館も出て来ている。
実に卑怯で黙っていると際限なくこのような手口を使ってくると思った。
しかもこの要請の根拠は空気なので科学的根拠はない。根拠が空気なので抗議し難い。

雪代縁編も雪代巴編も濃密な話なので、見応えのある作りに仕上がっている雪代縁編を堪能してきた。雪代巴編も堪能出来ると信じている。
映画はとても見応えがあって面白かった。8割アクションチャンバラシーンで動きがスピーディだったので迫力があった。妻も面白そうに映画を観ていた。
我々は普段は静かに過ごしている。映画館ぐらい自由に行かせて欲しい。我々はこれが最後かもしれないと思っていつも映画館に行く。
文化芸術は生きるために必要なものである。

追記 2021年4月25日
緊急事態宣言の出されている東京都、大阪府、京都府、兵庫県の映画館は臨時休業になった模様。

追記 2021年4月28日
東京都内の4寄席も5月1日から休業する。

追記 2021年5月29日
休業要請が時短要請に切り替わり映画館や博物館がまた開く。妻と映画を観に行くことがまた出来る。嬉しい。
しかし、大阪府は土日休業要請の平日時短という様子で、なぜ東京都と同一にしないのか。民を舐めんなよ行政。