コアなガラパゴス文化

日本の漫画やアニメがガラパゴスとかいう話をしているが、そういうのを他の国の人々が真似出来ず、コンテンツの魅力が溢れるって話だったはずで、問題はその高水準の文化の担い手たちがちゃんと儲かり暮らせるようにとかだったはず。それを他国の真似などする必要がどこにある。
日本の独自文化というものの魅力に日本人が興味を失い、他国の文化ばかりに興味を持っているなら鬼滅の刃が興業収入ランクでジブリアニメを抜いたりしないのではないのか。
日本のアニメのガラパゴスで魅力溢れるというのは鬼滅の刃こそそうで気になるのは制作会社が儲からないから新規のアニメ制作を現在していないという点である。担い手が儲からないといずれ作る人間がいなくなり文化が途絶える。
実は日本人の芸術家度はとても高い。
コアな文化遺伝子を持っているものたちは独特な文化発信をしていて魅力溢れるというもので、それがガラパゴスなことの何がいけないというのか。文化というものは多様性の中にそれぞれの独自性を帯びたもので他の模倣は凡庸なもので魅力などはない。
実際日本の漫画やアニメは海外でそのままの形で受容されておりその魅力溢れるコンテンツのファンも多く、秋葉原にやってくるではないか。
多様性をいうあまりに独自性を失い魅力が失せたものに誰が興味を持つのか。日本の漫画やアニメは今のままさらに文化の海を深くしていった方が却って魅力が溢れ受容されていくのではないのか。