文化と税金

文化の名前のもとに税金を使う時、税金を使える文化をメインカルチャー、税金を使えない文化をサブカルチャーといい、王国ではそのメインとサブの区別は厳密だが共和国にはカルチャーしかなくメインとサブの区別がない。
表現の不自由展というのは共和国の論理で王国で催したので王国の論理ではサブカルチャーなので税金など使えないのだが共和国の論理ではカルチャーなので税金をよこせと言っている。
映画というのはメインカルチャーの表現作品もサブカルチャーの表現作品もどちらもあって作品ごとにメインカルチャーとサブカルチャーと個別に区別されている。サブカルチャーなのだが世界的名声を得た作品もあれば名声はそれほどでもないがメインカルチャーなので制作費用に税金交付がされた作品というものもある。
映画制作などで出演者の不祥事を理由に税金交付を止めたものに異論を述べている宮本から君へという映画があるが共和国の論理の税金をよこせと王国の論理の税金交付は認められないの争いになっている。
メインカルチャーというものはその担い手の身体検査があり、それは常時検査で検査にひっかかると、税金を使ったメインカルチャーへの参加権を失い、表現に税金の交付がされなくなる。宮本から君へは出演者の1人がメインカルチャーの身体検査にひっかかったので税金交付が止めになった。共和国の論理ではそれが理解されないのでそのことに組織的抗議活動が始まっている。
共和国の論理ではその王国でのメインカルチャーでの身体検査の論理が全く理解できないので、組織的抗議活動を始めてしまう。
文化の形の相違ということである。