近代の西洋の歴史

慶應義塾大学(通信教育課程)では、テキストを読んでレポートを提出し、試験を受けて合格することで単位を取る科目(テキスト科目)が基本である。そのほかに、通学して講義を聴き、講義の終わりに試験を受けて合格することで単位を取れる科目がある。後者はスクーリングと呼ばれ、夏の平日の日中、秋の週末(3週間)、そして秋から冬にかけての平日の夜、という3つのパターンのスクーリングがある。
いま、私は平日の夜、夜間スクーリングに通って、倫理学と近代思想史の講義を聴いている。倫理学は、主に近代の哲学者や思想家の考え方を概観し、近代思想史は、タイトルどおり近代の思想家の考えを、「労働」の捉え方を軸にして見ている。
これら二つの講義を聴いて思ったことは、両方の内容を理解するうえでは、近代の西洋の歴史をある程度知っておくことが前提になる、ということである。少なくとも高校で習った世界史程度の知識は必要だろう。
うまいぐあいに、通信教育課程で配られたテキストの中に、歴史(西洋史)がある。なので、これをもとに、次回以降、西洋史の近代の部分を眺め、その当時の歴史、背景を知ることにしよう。

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