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ギャングロールでキー合成(TBC23)
いきなり耳慣れない言葉で失礼します。
1990年代、編集スタジオでは文字スーパーやDVEやCGを合成するのは容易でしたが、現場でしかもLIVEで合成するなど考えられない事でした。
生の映像に別の映像を合成する場合、キー合成という事をします。
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ビスケットの側に輪郭を指定するキーを作ります。キーはいろんな呼び名があって、アルファチャンネル、マスク、ダウンストリームキー・・・ここでは単にキーと呼びます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142908468/picture_pc_04edd72b16206fc1df0540a89f59af57.png?width=800)
これを合成するとLIVEの女性の映像にビスケットの箱が合成されます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142908587/picture_pc_f828b35e140a7f198f04317e82593ae7.png?width=800)
これを動画でやってしまおうと考えると画面全体で動くキーが必要となりますが、当時はありません。
ProfileにはVTR4台分の性能があり、それらのVTRを1/30秒単位で寸分違わずコントロールすることができました。(ギャングロール)
そこで2つのVTRを一つのコントローラーで同じ様に動かし、実映像(Phill)とキー(Key)をセットで動かすことで動画合成が可能になりました。(日本初!)
この特殊効果は東京ドームでアメリカNBAの開幕戦があり、試合前の選手紹介VTRを立体表示でフレームインさせる効果でデビューしました。
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