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異動あるある

市役所へ転職して10年が経ちました。

建築住宅課で市有施設の建築設計監理を3年
企画政策課へ異動し、まちの魅力創出課、
地域創生課と変わりながらも移住担当7年
合計10年が経過し次の職場へと異動となります。

『いろいろやったね祭』はあまり好きではないので
異動にまつわる『あるあるネタ』を
書き綴っておこうと思います。

①大丈夫!やるべきこととやった方がいいことは分けてるから

異動はつきものです。一喜一憂せず、
いつでも異動できるよう常に行政として
やるべきことは何かを考えてやってきました。
行政としてやらなければならないことと
行政としてやった方がいいこと、
そして民間でやった方がいいことを
あらあらですが分けて進めていくということです

よく聞きませんか?温度の高い人が異動すると
そのあと来た人はやりづらい。

これって、やっていた人が悪者になるパターン
こんなこと言ってたら何も着手できません。
またがんばればがんばっただけバカをみる感じ。
そんなのおかしくないですか?
なので、私は基本的にどんどんやってきました。
社会のニーズ、自分の職場のビジョン、
ミッションに照らし合わせて自らしっかりと考え
『これならできそう!』と
光筋を見えればまずはやってみる。

その一方で後任の人が大変にならないように
行政としてやらなければならないことはここです。
と線引きをしっかりと意識して取り組んできました。

尊敬するある上司は
仕事だと思っていることが山積みになりすぎて
いやー困ったなー首が回らない!なんて時は
『人が死ぬことでなければやめるものはやめちゃうんだぞ』と言ってくれました。
要は、
『やればやったほうがいいこと』と
『やらなければならないこと』は
分けて考えることが大切ということです。
どうしても、仕事に夢中なると周りが見えなくなり
どんどん突き詰めてしまうもの。
けど、一旦立ち止まり、森を見る感じ?で考え、
本当にやらなければならないものなのか?という
物差しで客観的に測るという行為が重要なのでは?

今回異動となりますが
しっかりと区別してお渡ししますのでご安心を

②大丈夫!異動してもやることは一緒

異動のあいさつでよく聞く
『初めて来た職場なのでよくわからないのです。
 素人なのでご迷惑をおかけします』

日本人にとって謙虚はいいことかもしれませんが
異動したらそこの職場のプロという意識でなければ
市民の方や関係する方々に大変失礼な話ではないでしょうか。
もちろん迷惑をかけてしまうことはあるかも
知れません。けどその時はごめんなさい。
もっと勉強します。しかないかなと。

職場的にはだいたい3年に一度異動があります。

行政ではほんと全く異なる分野への異動も
日常茶飯事です。
なので異動する時はみんな不安になるのも当然かと
1年目素人から始まり、2年目で慣れて、
3年目に、そうかこうしたらいいのかーというのでは
なかなかよくなりません。

私は異動してもやることは一緒では?と思うようにしています。

もちろんクライアントは変わります。
たとえば
『高齢者』から『飲食店』
『移住者』から『農家』
『子育て世帯』から『生活保護』などなど

また、手法が変わることもあります。
『補助金を渡す』から『税をとる』
『応援する』から『制限する』
『法に基づき』から『地元を守るために』とか

それぞれ異なる分野ですからその辺りは当然かと
ただ
『クライアント』に寄り添い
『法や予算など』与えられた環境の中で
 最善を尽くすことは一緒なのでは?

異動は色々な分野を経験することができる
自分のスキルを上げられる制度です。
どんな仕事にもミッションがあり、
それにはどんなビジョンに基づいてるのか?
そして社会は何を望んでいるのか?が潜んでいます
それらを的確に捉えることで
異動先でも前向きに仕事ができるのでは?
と思っています。
『どこへ異動してもやることは一緒!』
やるか、やらないかはあなた次第なのです。

③大丈夫!人間関係は継続するから

②にも通じることかもしれませんが
異動は職場が変わるだけで何も変わりません。
これまで付き合ってきた人間関係が変わるものではありません。

対外的には
名刺の所属や役職で変わりますので
『◯◯課の人』としては変わってしまいますが
『人』としては何も変わりません。
なのでもちろん付き合いも変わりません。
まちで会えば、あいさつを交わし、
たわいもない話から悩み相談になり、、、
異動でそういう光景が変わるわけないのです。

職場的には
足利市役所には1100人ほど職員がいますが
生涯どれだけの人と同じ職場で仲間として
働くことになるのでしょうか。
たぶん全職員と一緒になることはないと思います。
たくさんいる職員の中から異動という儀式で
たまたま一緒になっただけなのではなく
『何かの縁が結びつけてくれたもの』
ではないでしょうか?
私はそのように思って一緒に仕事をさせていただいてます。

なので、
・自分の経験してきた物差しで『普通』を
 押し付けるのは良くないなとか
・『けど』『だって』など後ろ向きな思考で
 うちの仕事ではない感を出すのはよくないなとか
・自分ができるからって相手に自分と同じやり方を
 強いることはよくないなとか

とか職場でおかしいなと思ったことは
なんでも言おう!と思っています。

公務員なんて損な仕事です。
土日も夜間もなど考えると時給50円くらいにしか
ならないのでは?と思うこともあります。
特にバブル時期に公務員(特に地方)になろうと
思う人は少なかったのではないでしょうか?
コロナ禍、人口減少、経済低迷、核家族などなど
社会をとりまく環境が変わる中、
公務員に課せられたミッションは重くなる一方です。
なので実際『病んでしまう人』も多くいます。
大学生には絶大なる人気の仕事の現実はこれです。

私は職場の風通しってとても重要だと思います。
なんでも言い合える職場。

・困ったことは『困ってます』
・おかしいことは『おかしいと思います』
・大変な時は『苦しいですHELP!』
・達成した時は『お疲れさま!』
・助けられたなーって時は『ありがとう!』

こんな普通の環境をどんどん広めていきたいです。
そうやってそれぞれの職場がもっと風通しよく
人間関係がよくなればみんな仕事が楽しくなり、
いい効果を生み出すのではないか?と思っています。

【まとめ】

さて、ここまで異動に関して思うところを
書いてきました。
これらはあくまでも個人的な見解ですので、
いやいや違うだろ、確かになーなど
皆さん感じ方は異なるかと思います。

最後にちょっとよくわからない話を。

今回異動した人は322人。約30%
毎回同じくらいですね。
各職場で異動する人が1/3
異動しない人が2/3
多数決の原理からいうと、、、
新しい人はマイノリティ。
うーむ。これではなかなか変わりませんね。
いろいろなことが。

マイノリティがマジョリティに勝つには?
どーしたらいいんでしょうか。。。

オセロのようにどこかをひっくり返すと
一気に形勢逆転するのでは?

トランプのゲーム大貧民で
4枚同じ数字のカードで
弱いカードと強いカードがガラっと変わる
革命のようなこと起きないかな?

うーむ。なーんていろいろなことを考えながら
次の職場へ異動します。
職場の雰囲気最優先!
向き不向きではなく前向きに!
明るく楽しく元気よく!
どうぞ引き続きよろしくお願いします。

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