疑心の種は持ち続けるべし
占いを売る者としてよく聞く言葉に「占いの結果に従って行動します」というものがある。これを聞く度に私は相手のことが心配で仕方が無い。
あなたは初対面の人間に「明日、事故に遭うから外に出ない方が良い」と言われてそれを信じられるだろうか?ほとんどの人間は信じずに出掛けるだろう。
占い師や占い屋として自分の占術にプライドがある人間ならばまともな結果を伝えるだろうが、そういう占い師ばかりがいる訳では無い。だからこそ、占いの結果も赤の他人に適当なことを言われた時と同じくらいには疑ってかかっていい。
疑うのは失礼だと思う必要も無い。
疑われたからと腹を立てる占い師は、自分の占術に自信が無い三流か詐欺師だからだ。
向上心やプライドのある占い師は自分の占いに自信を持っている分、自分が出した結果に責任を持とうとして疑ってもいるから、相手に疑われても腹は立たない。むしろ、外れたらそこを指摘して貰った時に有難いとすら思うものだ。
詐欺や似非スピに引っ掛かって散財することのないように、信じすぎず、疑う心を常に持っておくことも占いを受ける上で大切なことだと心に留めておいて欲しい。
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