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占いは使うもの

なんであれ、物事に「ハマる」のは悪では無い。
ただ「盲目になる」のは宜しくない。

見極める目と聞き分けられる耳と嗅ぎ分けられる鼻、そして情報を分析して分類し活用出来る脳を完全に麻痺させるのが物事に「盲目になる」ということ。

自分で考えないから人に頼ってばかりになる。何も見なくなる、聞かなくなる、嗅ぎ分けられなくなる。これでは人に騙されても文句は言えない。

占い依存になると占い師に対して盲目になる。信じている占い師がそう言ったからそうなるに違いない。言われた通りにしなくてはならないと思い込む。挙句、借金をしても占い師に頼ろうとする。これは本当に宜しくない。

占いとは手段でも目的でもない。ちょっとしたスパイスだ。使い所や量を間違えばとんでもなく不味い料理になる。和食にカルダモンやクミンを入れればもう、和食の良さは消えてしまう。逆に、カレーに適量入れれば素晴らしい味になる。

占いを盲信し始めると、白米にすらやたら滅多にスパイスだけを混ぜくって食べ始めるような状態になる。傍から見ればどれほど奇異な行動に出ているか分かるが、本人はこれが美味いものであると信じてやまないのだから厄介だ。

食は空腹時に必要な量だけを口にする方が美味しく感じられる。
占いもそうした使い方をして欲しいものだ。

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