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診断士の活動領域をどう決める?#1

 皆様、こんにちは。ITであなたの課題を解決する、中小企業診断士/ITコーディネータの井上誠です。

 毎年この時期、診断士活動を始められる方が一定数いらっしゃいます。
その一方、「いろいろ広げすぎたしそろそろ絞ろうかな」と考える方もいらっしゃいます。悩ましいのが、『どうやって自分の活動する領域を決めるのか』というところ。そんな話を、今日は書いていこうと思います。

【広げるだけ広げたら・・・】
 診断士活動を始める時は、『いろんなことをやってみよう、誘われたらやってみよう』と、いろいろな領域で活躍されている先輩診断士がおっしゃっています。例えば、こんな感じですね。

流石の森先輩、アグレッシブでいらっしゃいます。自分も全く同感です。

 ただ、人は時間も体力も資金も有限です。診断士活動をやりすぎて体を壊したり家庭が壊れかけたりしている方のお話もよく耳にします。やはり体は資本です。そして、家庭が壊れたら身も蓋もありません。

 また、活動する『軸』をどこかで決めないといけません。例えば、こんな感じ。

 流石のタガックス、診断士活動に対する距離感が絶妙ですね。

 さらに言うなら、やはりなんでも屋だと評価されません。コンサルティングという競争社会で尖がるためには、『これができます」』という『得意分野』を明確にしないといけませんよね。

【そろそろ絞る・・・・・んだっけ?】
 自分も、診断士一年目以降、誘われたことはほぼ全部やりました。
「これ絶対無理・・・」と思って辞めたものも、二つ程ありましたが・・・(笑)。その結果が以下の通りです。

■自分が主催している団体
・飲食業界研究会
・ITベンダーの診断士アライアンス
・所属会社の診断士会
・コンサルティング・マネジメント研究会(セミナー開催)
■自分が所属して関連団体
・東京都中小企業診断士協会城西支部(活性化委員会、会員部)
・多摩経営工房(IT事業部)
■研究会
・中小企業政策研究会(企業内チーム、財務診断)
・SDGs診断士会
・コンサルティング・ビジネス研究会
・城西ビジネス診断士会
■研修関係
・城西プロコン塾、14期生
・ステップアップマスターコース事務局
・自走式組織構築講座、0期生

 これ以外にも飲食店の経営支援をしたり、ホームページ作ったり、ちょっとした起業相談にのったり、補助金関係の仕事をやったり、セミナーやったり、気の合う仲間とカードゲームやったり、落語に行ったり、動画つくったり、浴衣きたり、ハンバーグ食ったり・・・・・。
 毎週、2~7回程度、診断士活動が入っています。それなりにバタバタしてます。忙しい時は自転車操業です。あ、もちろん本業もやってます、ここは手を抜かず。

 じゃあ、これから絞るのか・・・・・というと、そういうことは考えていません。幸い、家族の理解は(おそらく(笑))得られてます。折角いろいろあって作ってきた人脈だったり、経験だったり、知識だったりを絞ることで失ってしまうのはちょっともったいないですよね。また、皆さんもよくご存じの通り、診断士の専門分野はとても広いです。どこでどんなことが役に立つのか、評価されるのかは正直わかりません。たんなる「優柔不断」にも聞こえますが、あまり気にするのは止めましょう。

 更に言うなら、最近は、活動領域を広げるとか絞るかと、そういう次元の問題ではないようにも思っています。
 とはいえ、自分の活動領域を決め、とんがった診断士になるためにはどうするのか?という話は、長くもなってきたので、次回に・・・・・・・。

 決してネタがないから、二回に分けてるわけではございませんよ・・(笑)

ITベンダに勤務する、中小企業診断士です。得意のITを活かしつつ、常に楽しく前向きに、中小企業の方々と一緒にいろいろ考えていきたいと思っています。