映画スラムダンクを観に行く
雪予報の新宿。仕事を早めに切り上げて訪れてみたものの、雪は雨に変わり、見慣れた風景だけが僕の前に寝そべっていた。
僕はカメラを持って街を歩く。だけど、期待した雪景色が無いことやあまりの寒さ。撮影を切り上げて、映画館の上映スケジュールを眺める。
「スラムダンク」という表題が目に留まる。気が付くとチケットを購入していた。
本来、アニメ原作の映画は否定的だった。それは「週刊誌の衝撃や手触り毎週の興奮、その原作の雰囲気を超えられない」という固定観念があったからだ。
映画が始まると