マガジンのカバー画像

写真と詩

188
leicaで撮影した写真と、その風景から感じた詩を載せています。
運営しているクリエイター

#詩のようなもの

自己紹介

はじめまして。makotoと申します。 Leicaで撮る写真に憧れてインスタを中心に活動しています。 この度、noteを始めることにしました。 noteでは写真について詳しくコメントしていこうと思います。 はじめてお会いする方に、簡単に自己紹介をさせていただきます。 プロフィールmakoto(まこと) 東京都生まれ。 leicaカメラを使い、モノクロ写真を中心に撮影を行う。 2019年からインスタグラム(@mactips2020)で写真発表を開始。 主な受賞 ジェットダ

冬に咲く花を

冬に咲く花を 生きてるような涙 静かな夜 そこに咲く花 ただ眠る、子猫みたいに 僕らは生きながら ゆっくり死んでいく 同じ空が無いのと同じ 誰も知らないけれど 君が不安になると同じように 僕は強がって見せる 遥か遠くに見える星 今日は月が大きく見える それより勝って 近くに咲く花 君にも見えるかな flowers blooming in winter lifelike tears quiet night flowers blooming there just

すべてはこの影のさきに

すべてはこの影の先に 僕らは夕陽を目指した けれど 海への道は、夕陽を閉ざして 祭りの後みたいに 僕は空を仰いだ 見覚えのある風景 無いのは太陽の姿 やがて途切れた手紙のよう 夕陽なんて、いつか消えてしまうもの どんな話をしたかを 忘れてしまうようなもの 余韻を楽しむように 僕はシャッターを切った バラードを口づさむみたいに どこかで途切れたレコードの破片 僕は何を探していたんだろう 忘れていたメロディ? 君が口づさむフレーズ 少しの誓い

まだ小さなツリー

まだ小さなツリー ずいぶん君を知りすぎた 遠く、ただ埋もれてた 出会ったことで 手に触れて 魔法を見た 君が泣いて そして笑って 僕の心は震える まだ小さなクリスマス 冬の始まり おとぎ話 東京タワーを見て思う 少し、少し聖なる夜へ近づく 景色がくれた贈り物 ぬくもりを消さないよう 暖かい火を消さないよう 並木道もイルミネーションを連ねる 君も 僕も 雪が降る街を想像する そこに大きなクリスマスツリー まだ、聖なる夜は先だけど 今なら 君の気持ち、伝えられる気が

銀座という街

銀座という街 秋は不思議な季節 冬まで遠く、夏から遠い 街の雑踏も年末までゆっくり 銀座の街は大人の雰囲気 夢の欠片を探すには まだ陽は高い 向かい合わせの恋を 奏でるにはちょうどいい 初めての出会いみたいのように 街明かりが閃いて 銀座の和光が目印 迷いそうになっても ここで待ってる きっと 近すぎて見えないのかもしれない だけど 大人になって少し素直になった 話し足りないこと 忘れた恋 向かい合わせで話してみたくなる そんな街、銀

10月、新宿が終わっていく

新宿が終わっていく 10月も最後 街はいろいろなイベントがあり、 写真関連も多くの出会いがあった 寒さも日増しになって へそ出し女子も見かけなくなった 本当ならハロウィンで盛り上がるはず だけど、海外の不幸な事故 新宿もどこか静かな印象 いつか恐怖も不安も忘れてしまう それが悲しい現実 でも今だけは 静かに、祈りをささげよう Shinjuku is coming to an end october is also the last There a

もうすぐ10月が終わる

もうすぐ10月が終わる 忙しかった10月 いろんなことがあった 季節も速足になって急に冬になった カメラを構える機会が減った 仕方ないと言い訳を吐いた 少し前髪が伸びた 少ないチャンスでシャッターを切った 季節の風が 僕をどこかに連れて行ってくれないかな 君を失いたくないくせに 夕焼けを見届けたら カマキリが僕を笑っていた October is almost over busy october many things happened The seasons are

そのうち疲れて

そのうち疲れて 机でため息 残った仕事 言い訳を並べて 整理するほうが楽かな どこかで 張り上げた声 「僕に優しくしてくれ」 誰にもきっと届かない いつか街のどこかで きみに会っても 話すことが見つからない 君の好きだった小説の話をしようかな 僕が張り上げた声は 君がいるどこかの街に 届くかな 「君に優しくしてあげる」 きっと君に届かない そのうち僕は 疲れて眠るだろう get tired soon sigh at desk wor

誰かが叫んでいる

誰かが呼んでいる* * 帰り道、誰かの声がした 街にあふれる言葉 行き交い届く 僕は歌を口ずさむ あなたに会いたい 歌を歌いながら 花屋に並ぶ花たちに心躍る 僕もうれしくなる 花を買う勇気はないけど 気持ちだけ花を添えて ふと思う誰かの呼ぶ声は花たちからかな * * Someone is calling On the way home, I heard someone's voice Words overflowing in the city Come and go I si

夕陽が見たくなった

夕陽が見たくなった 自分が思ってるよりも 強い世界ではないし ひどい嘘も多い 生きてくことに投げやりにある 今日の夕陽なんて 終わりも始まりもなくて 君の涙も一緒で 僕の見えないところで 誰かに見られてる 月の光が届く前に 秘密の話をしよう 半分に切った月のほうが だいたい上手くいくよ 明日の希望なんて いつも滲んでぼやけてる だから何度も 夕陽が見たくなる 手に入れたものは 自由という名の偽もの せめて 夕陽だけは本物であってほしい

匿名の森

匿名の森 戻れない道 明日へ歩きづつけて 慣れない自分 貸される不自由 鈍感な感情 過ちの一つ 匿名なら 何にでもなれる 雪も降れば 雨にも仮せる 夢も現実との 境界線もあいまいになる 埃を払いながら 昔撮った写真を眺める あなたが言った言葉を思い出す 僕の知らない横顔も あの日の悲しみさえ 愛することができる 匿名の森へ ようこそ Anonymous forestThe way you can't go backWalk to tomorrowUnfamiliar s

今日も月が見てる

今日も月が見てる 雨に打たれて泣いてた 冬風の中、ゆっくり月が昇る 雨雲は去って 空にいるだけで その静かさ、その声 消えてしまいそうな光 冷たい夜に 子供のように泳ぐ 涙が枯れる 星はアクセサリー 寂しさも輝きに変えて あなたの面影 東京の空は嫌い I see the moon again today I was hit by the rain and cried The moon slowly rises in the winter bre

知らなかった夕陽

知らなかった夕陽日曜の午後今日は写真撮影に行きたくなかった晴れだし、雲も無い。秋晴れが素晴らしいことも知ってただけど身体が動かなかった重い身体を無理やりベットから引き離し海へ向かったあまりに素敵な写真だった夕陽がまぶしかった大地と繋がった海秋の空は、赤がきれいだった写真でゆっくり夕陽の写真を届けたいなthe sun i didn't knowsunday afternoonI didn't want to go to the photo shoot todayIt's sun

新宿という町

▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃▃ 新宿という町 金曜夜 不気味な熱気 不必要なネオン 無駄な人影 卑猥な看板 派手な衣装 新宿は不思議な街 別に優しくもないし 汚いし 居心地もよくない でも、不完全なところは 人間に似ている 誰もが自分の嫌な部分に蓋をして どこか他人事 理想という嘘で自分を騙して 何とか大地に立ってる 新宿にいる人はみんなよそ者 それをバレないように振る舞う 架空の楽園に身を躍らせるだけ どこかで 僕らはそれらを